十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年6月号

特集/はじめよう、朝活

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫「海外のお米の魅力」

 かちまいをご覧の皆さま、こんにちは。クッキングエンターテイナーの大西哲也です。今月もよろしくお願いいたします。このコーナーでは、料理をもっとおいしく・楽しくする“ひと工夫”を、分かりやすく解説しています。「なるほど!」と納得できると、料理の腕がぐっと上がりますよ。

 さて、最近はお米の価格も上がってきましたね。そんな中で今回ご紹介したいのは、海外のお米の魅力と、そのおいしい食べ方についてです。ぜひ知っていただきたいのが、「タイ米(ジャスミンライス)」と「バスマティライス(インド・パキスタン米)」という2種類。

 日本米は「ジャポニカ種」といって、粘りと甘みが特徴ですが、これらは「インディカ種」と呼ばれ、パラッと軽やかな食感が特徴。GI値(血糖値の上がりやすさ)も低く、実は太りにくく腹持ちも良いんですよ。

 ガパオライスやカオマンガイ、さらりとしたカレーなど、エスニック料理に合わせるとその魅力が際立ちます。一度この軽やかな食感に慣れてしまうと、カレーに日本米が重たく感じてしまうかもしれません。

 炊き方も実は日本米より簡単。インディカ米は粒が割れやすいので、とぐというよりも「やさしく洗う」程度でOK。

・タイ米(ジャスミンライス):浸水15分~30分
・バスマティライス:浸水2時間ほど

 炊飯器でも普通に炊けますが、よりおいしく仕上げたいなら「湯取り法」がおすすめ。たっぷりのお湯でパスタのように8分ほどゆで、ザルに上げてから、フタやラップでぴっちりと密閉し、8分蒸らすだけ。驚くほどパラッと仕上がります。

 食卓の選択肢が広がると、気分も前向きになりますよね。ないものを嘆くより、今だからこそできる新しい世界を楽しんでみてはいかがでしょうか。

 それではまた来月。したっけ!

★「COCOCOROチャンネル

<おおにし・てつや>
 1982年本別町生まれ。本別高、専門学校を卒業後、自動車整備士、旅行会社の添乗員などを経て、2016年3月に趣味の料理で旭川市にて起業。「0024(おおにし)クッキングスタジオ」として出張料理・ポップアップレストラン等の活動の後、2017年3月東京都調布市にて合同会社teamsupportと共同でダイニングバー「COCOCORO」を開店。著書に「COCOCORO大西哲也のドヤ飯」「COCOCORO大西哲也の神だれ無限レシピ」(大和書房)、「COCOCORO大西哲也のレンチン レベチ飯」(扶桑社)。

COCOCORO大西哲也のなまらおいしいひと工夫

 十勝毎日新聞をご覧の皆さま、はじめまして。クッキングエンターテイナーの大西哲也と申します。本別町出身で、今は東京で飲食店を経営しながらYouTubeで料理動画を配信したり、料理で人に喜んでもらうためにさまざまな活動をしております。これから時々このせいかつ掲示板で料理のお話をさせていただきます。よろしくお願いいたします。

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