「家事は女性」根強く　リベリア共和国　エディーさん～ＪＩＣＡと学ぶ！世界の子育て（１９）

リベリア共和国　ファルンガロ・エディー・ミアウェイ（Ｍｒ. ＦＡＲＮＧＡＬＯ　Ｅｄｄｉｅ　Ｍｉａｗａｙ）さん
Ｑ．リベリアの子育て事情は？
　子どもの世話など子育てや家事全般は母親の役割で、父親は一家の大黒柱として子どもたちの学費など経済的支援を行います。現在では女性が経済的に自立し始めて家計を支える場合もあり、私の子どもの頃とは変わってきました。とはいえ、男性が稼ぎ女性が家事をこなすのが一般的です。

　男の子が生まれると将来の稼ぎ手になるように育てられます。一方、女の子は家事全般や子育てなどを担います。

Ｑ．リベリアで育てる良さは？
　子どものしつけも含めて地域などのコミュニティーで子育てをします。コミュニティーには「共同責任を負う」という考えが根付いているからです。

　都市部では託児所に近いコミュニティーがあり、私の妻は買い物に行くときなど、そこに子どもを預けます。

　リベリアには政府認可の保育園などがないので、そのような場を利用します。



　◇　◇　◇

　ＪＩＣＡ研修員や留学生が母国の子育ての慣習や文化などを紹介する。

＜ＪＩＣＡ北海道（帯広）＞
　独立行政法人国際協力機構（ＪＩＣＡ）の道東地域の拠点。地域と連携して「開発途上国の課題解決」と「道東地域の国際化・活性化」への貢献を目指している。