北海道の山を切り撮る

山でドローンどうしたら良いの?  

①申請はいるの?

 北海道の山(国有林内)でドローンを上げたい場合どうすれば良いのか。林野庁の北海道森林管理局と、環境省の北海道地方環境事務所にお話を聞いた。

 まず北海道森林管理局は、国有林野内で無人航空機(ドローンやラジコン機等で航空法において規定されているもの)を飛行させる場合は、「入林届」に必要事項を記入の上、入林を予定の国有林を管轄している森林管理署に提出を求めている。一般登山の場合は、特段の申請は必要ない。担当者によると「法的拘束力はないが、入林届をお願いしている」とし、申請を求めている理由に関しては、「危険な場所などを伝えしたい」と話している。申請書類は7営業日前までに到着をお願いしている。急を要する場合は、電話やFAXでも受け付けるとしている。

くわしくは、北海道森林管理局
http://www.rinya.maff.go.jp/hokkaido/apply/nyurin/drone.html

 環境省の北海道地方環境事務所によると、国立公園内でドローンを規制する法律はないという。しかし、山域によっては「地元ルール」のようなものがあり、「エリアの自然保護官事務所に問い合わせてほしい」と話している。

②実際に上げる

 山でのドローン飛行で一番やっかいなのが風。雨が降っていると諦めが付くが、青空が広がっているのに風が強くて上げられないというのは寂しい。山ではDJI社のPHANTOM4、Mavic2PROを使用しているが、これ以上小さいと耐風性能が落ちるのではと思われる。

 北海道の山ではそれほど問題は無いが、登山者には十分に注意。テントサイトで上げる場合などは、こまめに下を確認する。今は障害物を感知して自動で停止するが、過信は禁物。複雑な地形が多い山岳地帯特有の危険性もある。特に斜面を登るように飛行させる場合は注意が必要だ。

 ドローンは2008年購入のモンベル社 ZEROPOINT 70Lに収納して山に登っている。ザックの背面にはファスナーが付いており、ほぼ全面開口できる。発泡スチロール製の収納ケースがすっぽりと入る優れもの。軽量化すれば泊まり山行もできる。 しかし、この型は廃盤になっている模様。どこかの店舗で新品を探すか、中古をネットで探すしかない。