北海道の山を切り撮る

上空からシュプール望む ペケレベツ岳(1532m)

  • アプローチの良さからスキーヤーが多いが、沢沿いは雪崩注意
  • 冬期間中、ペケレベツ岳登山口の除雪はしていない。駐車は困難。日勝第一展望台に止めるか、R274の標高650m付近の車止めから尾根に取り付くしかない。
  • 650尾根はペケレベツ南方のウエンザル岳(1576m)に行くルートとしても利用できる。日帰り可能らしい。ウエンザルは芽室岳方面からのアプローチが多いが、林道崩壊によって相当時間がかかるようになった。

2020年3月15日(晴れ)

  • 登り3時間、下り2時間程度 雪に状態で大幅に変わる

 今回は職場のフジさんと一緒に登る。フジさんと私は大学の同窓。年の差があるので重複はしていないが、同じ部活に入っていた。さほど山での服装を気にしない2人。「今回はだれも会わないのでは」と想定していたが3人とすれ違う。どの登山者も「らしい」格好で登っていた。

 夏道がある尾根を選び登山を開始する。スノーシューを付けると埋まっても膝下程度。楽に頂上まで行くことができた。

 頂上からはお約束のドローン撮影。今回使った機材はMAVICPRO2。コンパクトになったため、日帰りザックでも収納できる。しかし、PHANTOMのように足がないので、「手づかみ着陸」はできない。雪面を整地して離陸を試みるもパウダースノーのために埋まってしまう。粉雪を巻き上げながら離陸するのは不安が残る。

 上空から山頂を望むと、シュプールが沢に向かって伸びていた。ここから滑ったら「雪崩が怖いな」と思うも、良い斜面が広がっている。日勝峠付近の北日高は山岳スキーで有名。滑りながら縦走するのも面白い。

 下山時にはエゾユキウサギを発見。斜面を転がる雪玉のように自由気ままに動き回っている。一度視線が合うと素早く隠れじっとしていた。とっさに写真を収めたが、目をこらさないと分からない。どこに隠れているか写真から探してみて。