日高、大雪山系の名峰が連なる北海道の中でも、屈指の美しさで知られるクワウンナイ川(上川管内美瑛町)を、大樹在住の登山愛好家、望月和親さん(38)をガイド役に記者が歩いた。
トムラウシ山(2141メートル)を源とするクワウンナイ川。全国の沢登り愛好家らにとって憧れの沢として知られ、「日本一の渓流」との呼び声も高い。
最大の見どころは、山奥に潜む1キロメートル以上にわたって伸びる緩やかな一枚岩の滝。岩肌に沿って水が幾重にも流れていく様子は、まるで“天然のウオータースライダー”だ。
5時間以上の河原歩きを経てようやく目に飛び込んでくる優美な光景を求めて、この時期は訪れる人が絶えない。沢を越えると、雪渓や樹林帯、沼地と、人の手が入らない大自然が一面に広がっていた。
5時間以上の河原歩きを経てようやく目に飛び込んでくる優美な光景を求めて、この時期は訪れる人が絶えない。沢を越えると、雪渓や樹林帯、沼地と、人の手が入らない大自然が一面に広がっていた。(十勝毎日新聞紙面より転載)