十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

新店でめぐる2024年(10)「十勝の気になる新店~yadorigi、とまり屋Yumeatom」

昭和53(1978)年築の一軒家を改築。観光客はもちろん、移住者が長期滞在することも

 Chai編集室が気になる2024年オープンの店をピックアップ。間借り店にビール専門店、雑貨屋や宿泊施設などトレンドの新店をチェックしよう!

旅行人気が復活!話題の宿泊施設
池田 yadorigi(ヤドリギ)
4.19 OPEN 薪ストーブのある一軒家で暮らすように過ごす

 森林の売買や管理などを行う池田町の不動産会社「十勝きこり不動産」の宿泊事業として始まったヤドリギ。観光の拠点や移住の〝お試し〞に使える民泊施設だ。代表の川瀬千尋さんは元同町の地域おこし協力隊員。地域を盛り上げるべく、新たな分野で挑戦を続けている。

 くつろぎのひとときに趣を添えるのが薪ストーブ。リビングの石積みやグレーの塗り壁も落ち着いた雰囲気を演出し、たちまち日常がリセットされる。静かに燃える炎を囲み、家族や友人と心安らぐ時間を過ごしてみては。

あえて昔ながらの風情を残した和室

「マジェスティックプリマス」の薪ストーブ。壁には職人が加工した厚岸の石を使用する

薪は十勝きこり不動産で管理する森林で不用になった木々を使用

「池田で一棟貸しの施設は少ないので、ぜひご利用を」と、川瀬さんはPRする


池田町西3条8丁目37-1
Tel:015・578・9720
IN/15時~、OUT/10時
料:1泊25,000円(8人まで宿泊可)~、清掃料3,000円別
※予約は電話かweb



シックな色合いの客室は落ち着く空間。部屋ごとに異なる絵画が目を引く


清水 とまり屋Yumeatom(ゆめあとむ)
3.15 OPEN 町の食堂が始めた心地良い宿

 ごはん屋ゆめあとむの2階を改装し、店主の佐々木昌三さん夫妻が長年夢見た宿泊施設をオープン。平日はビジネスマン、土・日曜は家族づれを中心に利用者を増やしている。

 1日の疲れを癒やせるようにと客室にはシモンズのベッドを採用。元々カラオケボックスだった空間を生かしているため、防音もバッチリだ。1階のごはん屋ゆめあとむが開店している時は、半額券が利用できるのもうれしい。

無人フロントのため、スマホで簡単にチェックインができる

共用部にはビリヤードやダーツ、北海道にゆかりがある作家の作品を集めたマンガなど自由に利用できる


清水町南1条11丁目1
Tel:090・7363・9652
IN/16時~、OUT/10時
料:1泊シングル6,000円~、ダブル11,000円~、ドミトリー3,500円~
※予約はHPまたはじゃらんなどのサイトから

※フリーマガジン「Chai」2024年12月号より。
※撮影/平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。