新店でめぐる２０２４年（７）「第２のステージで輝く店主～珈琲茶館ふきのとう、なないろのたからばこ」
「コーヒーを飲んでゆっくりできる場所を作りたかった。実際やってみて楽しい」と店主の福田直規さん。笑みがこぼれる表情からは日々の充実が伝わる
士幌 珈琲茶館ふきのとう
５．５ ＯＰＥＮ
諦めなかったカフェ開業の夢 ついに実現！
学生時代から思い続けてきたカフェ経営の夢を形にした店主の福田直規さん。会社員として勤め上げた約４０年の間も思いが途絶えることはなく、退職後、帯広調理師専門学校へ入学し、調理の技術を習得。夢のカフェをオープンした。
カレーにチャーハン、スパゲティの食事メニューから、フルーツサンドやシフォンケーキなどのデザートも充実。サイフォンを使いじっくり抽出するコーヒーも福田さんが自信も持って提供する一杯だ。試行錯誤しながら、夢を実現させた喜びをかみしめて今日も店に立つ。
〈シーフードカレー〉セット１，２５０円、単品９００円。ブレンドしたスパイスを加えじっくり煮込む
〈洋梨とぶどうケーキ〉セット７５０円、単品４５０円。ふわふわのスポンジの上に、ブドウと洋梨の果肉がぜいたくに載る
士幌町士幌西２線１５６
Ｔｅｌ：０９０・８２７９・９５８５
営：１０時３０分～１８時
休：月曜
絵本の読み聞かせボランティアを行っていた下田さん。手にしているのは、学生時代に自費出版した自身の詩画集「七色の妖精たち」
帯広 えほんのおへや なないろのたからばこ
６．２１ ＯＰＥＮ
宝探しのように絵本を見つける
民家の２階に広がる、絵本・児童書専門の私設図書館。部屋の棚には名作から流行の絵本まで約３３００冊がずらりと並び、背表紙のタイトルを眺めるだけでも心躍る。
代表は保育士や幼稚園教諭として約３０年間勤務してきた下田美幸さん。学生時代から集めた絵本のコレクションと自身の子どもたちの愛読書を持ち寄り、長年の夢だった「絵本の図書館」を開いた。
子どもはもちろん、大人が読んでも楽しめる作品も多数。下田さんに相談すれば、思わぬ絵本との出合いがあるかも。
０歳から楽しめる絵本も用意しているので、幼い子どもも大歓迎
絵本のほかにもカードゲームや指人形などが用意されており、自由に遊べる
帯広市西１１条南４０丁目５－１４
営：金曜１０時～１６時、第１土曜１０時～１３時
※金曜、第１土曜に営業
Ｉｎｓｔａｇｒａｍ：ｎａｎａｉｒｏｎｏｔａｋａｒａｂａｋｏ
※本の貸し出しは不可。営業日はインスタグラムで確認を
※フリーマガジン「Ｃｈａｉ」２０２４年１２月号より。
※撮影／平栗玲香。写真の無断転用は禁じます。
新店でめぐる２０２４年
２０２４年も十勝にはさまざまな店がオープンしました。Ｃｈａｉ編集室が今年らしさを感じる、印象的な店をピックアップ。新店とともに１年を振り返ります。
