十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年12月号

特集/新店でめぐる2024年

新店でめぐる2024年(3)「今行きたいカフェ~Carita(カリタ)、SORA(ソラ)」

6種の副菜が付く〈発酵スパイスカレープレート〉1,200円。〈発酵スムージーフォレスター〉800円は、有機のモリンガとバナナ、奄美大島の発酵ドリンク「ミキ」を使用

 店主の個性やトレンドが反映するカフェは、今年の顔ともいえる存在。注目の新店がそろっています。十勝カフェ巡りの参考にどうぞ。

幕別 ギャラリーカフェ Carita(カリタ)
4.4 OPEN

 幕別町のイベントスペース「マクラショーケース」の1階に、個性的なカフェが開店。併設するギャラリーには、店主・刈田順也さんが手掛けた木の彫刻が並ぶ。「食事を楽しみながら、アートを身近に感じてもらいたい」と刈田さんは思いを語る。

 刈田さんのもう一つの顔はダンサー。日々体と向き合っているからこそ、食の大切さを実感している。グルテンフリーかつ無添加で提供する〈スパイスカレー〉は、手間暇かけて食材のうま味を引き出した一品。気負わずに「おいしい」と「体に優しい」を両立できる。

流木や間伐材などを使用した、迫力あるアートを展示

コロナ禍を機に十勝へ移住した刈田さん。月に数回、木こりとしても勤務する

木造倉庫を改築。2階にはセラピーサロン「iyashidoko」がある


幕別町本町62-2
営:11時30分~18時
休:不定
Instagram:gallery_cafe_carita_



沖縄のソウルフード〈ポークたまごおにぎり〉プレーン500円、大葉入り550円


池田 Cafe SORA(ソラ)
6.10 OPEN

 学習塾、書店、駄菓子屋などが集う「さくらネットワークス合同会社」の店舗内に、新スポットが登場。中山英理加さんと椙木(すぎき)茜さんが始めたカフェ・ソラが加わり、町民の集い場としてにぎわっている。

 軽食やおやつにぴったりな〈ポークたまごおにぎり〉と〈米粉クレープ〉が同店の二大メニュー。主に道産食材を使用し、体に優しいメニューを心掛ける。「子ども連れでも気軽に足を運べる場所になれば」と2人はにっこり。客のニーズに応えながら、長く愛される店を目指している。

手前から米粉クレープの〈チョコバナナ〉600円、〈Wいちご〉650円。生乳100%の純生クリームを使用

左から中山英理加さんと美子ちゃん、椙木茜さんと海結(みゆう)ちゃん。2人は同じ建物でリラクセーションサロンも営む

呉服屋だった店内には趣のある欄間などが残る


池田町大通6丁目27
Tel:070・3795・0068
営:12時~17時
※木曜はクレープのみ販売。建物内の書店「さくら書房」は14時30分~21時(土・日曜、祝日は10時~)
休:月・火・日曜

※フリーマガジン「Chai」2024年12月号より。
※撮影/辻博希、辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。