ととのえる、春(5)「知りたい、老舗理容室の今~理容セイノ、メンズヘアーサロンアキタ」
◆理容セイノ
独自のサービスで髪も心身もすっきりと
1952年創業の理容セイノ。2代目の清野昌高さんは「カットの後は血行を促進するため簡単なマッサージも施し、髪だけでなく心身をすっきりしていただくのが当店独特のサービス」と話す。父で先代の芳高さんからその技と心を引き継いだ。
昌高さんは京都造形芸術学院(現京都芸術大学)在学中に、父が市議会議員として奔走する姿を見て家業を継いだ。現在、息子の共平さんは美容師として活躍。「理容と美容が一緒にできるサロンが出来たら」と、創業100年への展望を見据えている。
ココがカッコイイ
眉毛に耳毛にうなじ…。自分では手入れが難しいところをきれいに整えていると清潔感があり、好印象です。
<理容セイノ>
帯広市大通南8丁目2-3
Tel:0155・23・5304
営:9時~17時30分、日曜祝日は9時~17時
休:月曜、日曜は月2回不定
創業63年
◆メンズヘアーサロンアキタ
親子で紡ぐ理容の心
浦幌で1960年創業のメンズヘアーサロンアキタ。浦幌では米国沿岸警備隊の施設として「ロランC」が1963年に設置され、管理が米国から日本に移管した93年まで外国人の利用がとても多かったという。
現在は地元客が中心だが、2代目を継ぐ秋田光紀さんの技術を求めて管外から訪れる客も。光紀さんの娘で3代目の紀恵さんは、父の姿に憧れて子どもの頃から理容師になるのが夢だったそう。お互いの髪で練習するなど今もなお、親子二人三脚で技を高め合っている。
ココがカッコイイ
消毒液で荒れた手肌をハンドクリームでケアを。マスクをしている時に表情の要となる眉や目元も整えて。
<メンズヘアーサロンアキタ>
浦幌町桜町16
Tel:015・576・2145
営:8時~19時
休:日曜・第3月曜
※フリーマガジン「Chai」2023年3月号より。
※撮影/辰巳勲、鎌田廉平。写真の無断転用は禁じます。
ととのえる 春
厳しい冬はもうすぐ終わり。心も体も自分を美しく整えれば、春がもっと待ち遠しくなるはず!メイクにスキンケア、ヘアスタイルや姿勢、心。もちろん、十勝で「ととのう」といえばサウナも外せない。そろそろ、春を迎える準備を整えてみませんか。