ととのえる、春(4)「知りたい、老舗理容室の今~HAIR DO OHARA1925、おしゃれハウスはにぶち」
創業98年
◆HAIR DO OHARA 1925
次世代に伝える熟練の技
1925年7月に「理容板谷」として開業した老舗。4代目の大原知さんは東京で9年修業したのち、1994年から父と共に働き始めた。十勝を代表する老舗として親子3世代で通う客もおり、幅広い世代に愛されている。
「自分の道具は自分でメンテナンスをする」が父から受け継いだ教え。ハサミやバリカンなどを自ら、砥石(といし)を使い分けて丁寧に磨き上げる。知識を若い世代にも伝承したいとハサミの研ぎ方を教える一方、自身も技術向上のため勉強会にも積極的に参加している。
ココがカッコイイ
頭の形の中で、一番出っ張っている部分の「ハチ」の膨らみを抑えるとシャープに見えます。小顔効果も期待できますよ!
<HAIR DO OHARA 1925>
帯広市西6条南12丁目19
Tel:0155・23・4144
営:9時~19時
休:火曜、第3月曜
創業86年
◆おしゃれハウスはにぶち
歴史に甘んじない新たな活動を
1937年に鹿追で創業したおしゃれハウスはにぶち。三代目の埴渕裕司さんは店の歴史に甘んじず多彩な活動をする熱い心の持ち主だ。
埴渕さんは基本的なカットやパーマが得意。しかし、最先端の技術で対応したいと毎週、研修を受けて技を磨く。また、定休日には病院や福祉施設を訪ねて高齢者らのカットを担い、来店が難しくなった客にも寄り添う。
防災士の資格も持つことから店に防災グッズを置き、同価格で譲る。理容とともに町民の防災意識向上も図っている。
ココがカッコイイ
すっきりと短い髪型が日本人男性に似合うと思います。理容師にとって、短いほど技をごまかせない髪型です!
<おしゃれハウスはにぶち>
鹿追町東町6
Tel:0156・66・2615
営:8時30分~18時30分
休:火曜、第1・3月曜
※フリーマガジン「Chai」2023年3月号より。
※撮影/スタジオ・イッセイ 高橋一生、鎌田廉平。写真の無断転用は禁じます。
ととのえる 春
厳しい冬はもうすぐ終わり。心も体も自分を美しく整えれば、春がもっと待ち遠しくなるはず!メイクにスキンケア、ヘアスタイルや姿勢、心。もちろん、十勝で「ととのう」といえばサウナも外せない。そろそろ、春を迎える準備を整えてみませんか。