勝毎電子版ジャーナル

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家に招いてくれた家族。私が出発する時は親戚勢ぞろいで見送ってくれた

「親日」のイラン人から石を投げられた訳 続・旅の窓から(6)

高田 晃太郎

旅人

 ロバと一緒に歩いていると、すれ違う人たちは、私たちを物珍しく見る。世界有数の産油国で、ガソリンが1リットル=15円と安いイランは、私が想像していた以上に車社会で、今どきロバと一緒に歩いている人なんていない。ただでさえロバ連れが珍しいのに、飼い主は外国人。多くは好奇心から声を掛けてくるが、明確な悪意を持って私たちの前に立ちはだかる人もいた。「イラン人のホスピタリティーはすごい」と言いたいところ...