勝毎電子版ジャーナル

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シバク村で泊まった宿のレストラン

「マスコミと関係あるか」まさかのスパイ容疑で取り調べ 続・旅の窓から(12)

高田 晃太郎

旅人

 朝8時すぎ、部屋のドアがノックされた。宿の主人だ。階下のレストランで朝食を食べ終えると、別の席にいた2人の男に声を掛けられた。私はてっきり宿泊客だと思っていたが、隣町の警察署から来たという警察官だった。そのうちの1人は昨夜、私のパスポートを取り上げた男だ。宿の主人は「心配するな。彼らの上司が君にいくつか質問するだけだ」と昨夜と同じことを言った。しかし、警察は私のすべての荷物を部屋から持ってく...