勝毎電子版ジャーナル

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モネールがごちそうしてくれた鶏肉のトマト煮

極貧のアフガン青年 ふるまってくれた最高のごちそう 続・旅の窓から(7)

高田 晃太郎

旅人

 旅を始めてから間もなく、道行く先々で、私がアフガニスタン人であると勘違いされていることに気付いた。例えば商店に入ると、居合わせた人たちが「アフガン」とつぶやくのをよく耳にした。私たちが通り過ぎる村々は、外国人が訪れるような場所ではない。ロバ連れの外国人を見て、観光客だと考えることは、難しいだろう。実際、イランは難民を含む400万人ものアフガン人を受け入れているといわれており、イラン人にとって...