てくてく名店さんぽ(32)「かんの精肉店」
野外バーベキューのシーズン到来
「野外で焼き肉をするのが十勝の醍醐味(だいごみ)。ぜひ家族で焼き台を囲んでほしい」と話すかんの精肉店社長の菅野広見さん。十勝はお花見から焼肉シーズンが始まることから、菅野さんもサクラの開花とともに気持ちを高ぶらせている。
1965(昭和40)年創業の老舗肉店。定番は〈味付けジンギスカン〉で、ラムは400グラム1296円、マトンロースは800グラム1944円。「ラムは軟らかくて人気だが、肉の味が濃くてうま味があるのは断然マトン」と語る。実は、秘伝のたれを作っているのは菅野さんではなく、親から直々に伝授された実妹の千葉惠唯子さん。「生リンゴを使っているのでさっぱりして食べ飽きない。でも僕には作り方を教えてくれないんです」(菅野さん)と笑う。
コロナ禍と羊肉の仕入れ価格の高騰でダブルパンチだが、バーベキューの準備から後片付けまで担う〈お任せコース〉の設定や、通販の充実など、あの手この手で苦難を跳ね返す。「今年の夏は、肉をもりもり食べて元気になって」と呼びかけている。
「野外で焼き肉をするのが十勝の醍醐味(だいごみ)。ぜひ家族で焼き台を囲んでほしい」と話すかんの精肉店社長の菅野広見さん。十勝はお花見から焼肉シーズンが始まることから、菅野さんもサクラの開花とともに気持ちを高ぶらせている。
1965(昭和40)年創業の老舗肉店。定番は〈味付けジンギスカン〉で、ラムは400グラム1296円、マトンロースは800グラム1944円。「ラムは軟らかくて人気だが、肉の味が濃くてうま味があるのは断然マトン」と語る。実は、秘伝のたれを作っているのは菅野さんではなく、親から直々に伝授された実妹の千葉惠唯子さん。「生リンゴを使っているのでさっぱりして食べ飽きない。でも僕には作り方を教えてくれないんです」(菅野さん)と笑う。
コロナ禍と羊肉の仕入れ価格の高騰でダブルパンチだが、バーベキューの準備から後片付けまで担う〈お任せコース〉の設定や、通販の充実など、あの手この手で苦難を跳ね返す。「今年の夏は、肉をもりもり食べて元気になって」と呼びかけている。
<かんの精肉店>
帯広市大通南28丁目
Tel:0155・24・1327
営:9時~19時(土日祝は~18時)
休:無休(年末年始以外)
◆てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2022年5月号より。
※撮影/鎌田廉平。写真の無断転用は禁じます。