十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

しあわせチョコレート(1)「恋する一粒」

 とろけるトリュフにつややかなハート形、お酒が香る大人味…。今年は何を選ぶ? 誰にあげる? 迷う時間も楽しみながら、自分にぴったりのチョコレートを探しましょう。

パティスリー LA SOUSHE(ラ・スーシュ)
 昨年4月にオープンしたフランス菓子店。日ごろはリキュールなどの洋酒を利かせたケーキや焼き菓子がメインだが、この季節はフランス「ペック社」の香り高いチョコレートを使った商品がお目見えする。得意の洋酒はもちろん、ハーブ系リキュールやナッツなどが入ったセットは、新たなチョコレートの魅力を発見できそう。


A.〈パッション〉パッションフルーツのリキュールを使用
B.〈ブル・ドゥ・ネージュ〉雪の玉のようにかわいいミルクガナッシュ
C.〈リカール〉ハーブ系リキュールを使ったガナッシュ
D.〈カルバドス〉リンゴのブランデーが香るチョコ
E.〈キャラメル〉中にキャラメルとクルミ、ラムレーズン入り
F.〈ピエモンテ〉ヘーゼルナッツのガナッシュ
以上6個入り1,650円 他8個入り2,150円もあり。

店主 後藤共子さん
限定のハート形焼き菓子もぜひ


帯広市白樺16条西15丁目7
Tel:0155・38・2240
営:金・土・日曜のみ11時~18時



Patisserie UEDA(パティスリー ウエダ)
 広尾町で120年以上の歴史がある菓子店で、5代目・上田敬一さんから手掛けるのがチョコレート。大阪でチョコレートづくりの基本を学び、東京の有名菓子店で腕を磨いた上田さんが生み出す一粒一粒は、どれも手間とこだわりが詰まっている。11月から6月まで約20種を扱っており、特別な日の贈り物にもぴったり。


A.〈ロン〉ミルク系のチョコ3種をブレンド。オレンジの香りがほのかに
B.〈パッション〉ビターなチョコにパッション(フルーツ)の風味
C.〈パンプルムース〉グレープフルーツのジュレとビターなガナッシュが入る
D.〈キルシュ〉5種のチョコをブレンド。カカオ分高めのガナッシュと刻んだチェリーをIN
E.〈プリンス〉2種のホワイトチョコがベース。キャラメルガナッシュ入り
いずれも194円
※チョコレート商品のいくつかは、藤丸でも扱いあり

オーナーパティシエ 上田敬一さん
気持ちを込めて作っています。マカロンショコラもお薦めです


広尾町丸山通北1丁目
Tel:01558・2・3277
営:9時~19時
休:日・月曜(イベントがあるときは営業)



SWEETS FACTORY GREEN(スイーツファクトリー グリーン)
 専用のショーケースが鎮座する店内では、常時約15種ほどのチョコレートを販売する。バレンタインは特に、〈シェフセレクション〉をお見逃しなく。新作を交えたセットは専用のBOXに入り、大切な人へのギフトにもぴったり!人気のスリムパウンドケーキも限定品があるので、合わせてどうぞ。


A.〈ガナッシュバニラ〉バニラビーンズの模様と香りを楽しむ新作
B.〈ピスターシュ〉ピスタチオペーストとホワイトチョコのガナッシュ。新作
C.〈フレーズ〉イチゴのガナッシュ
D.〈ハート・イボワール〉オレンジリキュールとブラックチョコのガナッシュ入り。新作
E.〈ミルフィユ〉サクサクしたミルフィユのような食感
F.〈ティラミス〉ティラミス風味のガナッシュ
写真は6個入り1,860円。他4個入り1,350円、10個入り2,980円もあり
※写真中の箱はイメージ

スタッフ 藤井順也さん
心がこもった贈り物としてお使いください


音更町木野大通東13丁目4-2
Tel:0155・30・3751
営:10時~19時
休:火曜



お菓子の館 あくつ
 「チョコレートが好きで」と話す店主の安久津充由さん。一粒チョコレートは約30種を、年中販売している。リキュールやフルーツ、ナッツ系の他、塩やバルサミコ、黒七味を使った変わり種も楽しみ。店舗奥に専用のショーケースがあるので、好みを選んで箱に詰めてもらおう。


A.〈フレーズ〉イチゴのパート・ド・フリュイ(ゼリー製品)とイチゴリキュールのガナッシュ
B.〈プラリネココ〉アーモンドとココナッツをキャラメリゼし、ミルクチョコとブレンド
C.〈ピュルテ〉苦味と深いこくを堪能できるビターチョコ
D.〈アルメリア〉ブロンドチョコレートを使用 注1。塩を利かせてうまみと香ばしさが引き立つ
E.〈キャラメルストロベリー〉キャラメルとイチゴピューレのガナッシュ
注1.「第4のチョコ」とも言われ、ブロンド色で香ばしい風味がある
いずれも189円

帯広市大正本町本通3丁目9
Tel:0155・64・5438
営:9時~18時
休:なし



欧風ケーキ工房かねもり
 本別町産の小麦や十勝の砂糖など、厳選した素材を使ったケーキやクッキーといった洋菓子だけでなく、和菓子も提供する老舗。チョコレートも同様にこだわり、〈ボンボンショコラ〉単品各200~300円は15種類のフレーバーを用意。それぞれの風味を楽しんで。動物の形がかわいい〈チョコクッキー〉120~260円もプレゼントにぜひ。


A.〈コニャック酒〉上品で香り豊かなコニャックをチョコで包んだ大人の味
B.〈未体験ゾーン〉ポリフェノール豊富なハイカカオチョコ。ビターな味わい
C.〈木いちご〉木いちごの酸味がチョコの甘さを引き立てる爽やかな味わい
D.〈スパイス〉刺激的なスパイスが香る、甘味をおさえた魅惑のチョコ
E.〈キャラメル〉チョコとキャラメル、それぞれを引き立てる2つの優しい甘さ
F.〈カシス〉カシスの甘酸っぱさとチョコのほろ苦さが絶妙なバランス
6個入は1,600円(箱代込み)

オーナーパティシエ 森詳弘さん
動物モチーフのBOXに入れてご提供しています


本別町北3丁目7-6
Tel:0156・22・3749
営:9時~19時
休:不定



十勝カルメル会修道院
 木々に囲まれた小高い丘にひっそりとたたずむ修道院。静かな時間が流れる信仰の場で生活するシスターたちが、院の運営のために約30年前からチョコレートやクッキー、ゼリーなどを手作りし、院内の売店で販売している。「祈りとまごころを込めて製造しています」と、シスター。豊かな味わいをどうぞ。


A.B.C.〈トリュフチョコレート〉濃厚な味わいととろける食感。3個入585円
D.〈スイートメッセージ〉さまざまな柄がそろうレトロクラシックでかわいいチョコ。6個入870円
E.〈ミント&スウィートハートチョコ〉さわやかなミントチョコ。
※販売はスイートチョコとセット。1箱870円
※写真中の箱はトリュフチョコレートの箱

幕別町字日新13-59
Tel:0155・56・2541
営:9時~16時30分
休:不定



藤丸
 バレンタインに合わせ、国内外の有名ブランドから十勝の菓子店のチョコレートまで集まるのが藤丸地下の特設会場。今年は55以上の銘柄から選ぶことができる。中でもイチオシなのが、高級チョコレートの代名詞でもあるGODIVA(ゴディバ)。約45種類の各セットは、芸術的な箱と合わせた世界観にため息が出そう。


A.〈ピンク・シャインレモネード〉ブラッドオレンジやレモンが香るピンクレモネードガナッシュが爽やか
B.〈Wハート・ルビー&ストロベリー〉ビスケット入りのルビー&ストロベリーのチョコムース入り
C.〈サワーローズ・ラズベリー〉ライチとバラが香る甘酸っぱいラズベリーガナッシュをチョコでコーティング
D.〈ダブルプラリネ・Gハート〉ヘーゼルナッツプラリネにホワイトチョコのムースを重ねて
E.〈ピンクペッパー・ダークカカオ〉きらめくピンクがまばゆい一粒。ピンクペッパーのスパイスが新鮮
F.〈ピンク・ソルテッドキャラメル〉中はヒマラヤ産のピンクソルトがアクセントのキャラメルガナッシュ
写真は〈ときめく心 ハート セレクション〉6個入り3,240円

バレンタインコーナー担当 加藤祐子さん
輸入チョコは自分用としても人気です


帯広市西2条南8丁目1
Tel:0155・24・2101
営:10時~19時
休:不定、2月22日は休み



※フリーマガジン「Chai」2022年2月号より。
※撮影/辰巳勲。トップ写真は辻博希。写真の無断転用は禁じます。

しあわせチョコレート

 今年も、チョコレートに心躍る季節が到来しました。恋人や友人、そして自分のために。身も心もとろけるようなしあわせを運んでくれる“一粒”を、見つけてください。

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