きままなキミと、今年も(2)「ねこも人も毎日ハッピー ねこ仕様の家~真柄家の場合」
<真柄家データ>
場所:音更町
広さ:173.06㎡(2階建て)
家族構成:母(60代)、
娘2人(30代)、猫8匹
家族の「いいね」をオーダーメード
表札に猫、玄関マットに猫、スリッパに猫。真柄美喜代さんの家はとにかく猫、猫、猫づくし。そして飼い猫は約3歳~10歳の、個性豊かな子が8匹も! 美喜代さんをはじめ、長女の亜衣さん、三女の早智さんは大の猫好き。2020年に、真柄家が新しい家を建てようと決めた時、「猫仕様」を優先するのは譲れない条件だった。
家づくりにあたり建築業者と何度も打ち合わせを重ね、早智さんは「本やネツトでも情報を集めました」と振り返る。中でもキャットウオークは、こだわりの一品。一部に透明な板を使用したのは、亜衣さんが猫カフェで見て一目ぼれしたアイデアだ。下から愛らしい肉球が見られ、家族全員大満足の仕上がりになった。さらに天井を高く取ることで、よりアクティブな動きも見られるように。最初は恐る恐る様子をうかがっていた猫たちも、今ではすっかり新しい遊び場のトリコだ。
〝猫のための家〟で家族が笑顔に
そのほか常に新鮮な水が用意されている猫専用の水飲み場や、爪で傷付きにくいクッションフロア、消臭作用のある壁など、新居に猫好きの夢を集結。「私たちの希望はすべてかないました」と、3人はほほ笑む。しかも前の住まいより広い空間が確保され、猫たちはこれまで以上にリラックスしているようだ。「家での時間が一層楽しい」と、亜衣さんは笑顔を見せた。
家に猫がいれば幸せ、猫のための家で暮らせばもっと幸せ―。なぜって猫好きの一番の喜びは、猫が満足している様子をそばで眺めることなのだから。
猫好きがときめくアイデア発見!
取材協力/タグホーム(高橋組住宅事業部)
音更町木野大通東13丁目1-1
フリーダイヤル 0120・55・3963
(くらしの図書館)
※フリーマガジン「Chai」2022年1月号より。
※撮影/辻 博希。写真の無断転用は禁じます。
きままなキミと今年も
くっついてきて甘えたかと思えば、おいでと呼んでもしらんぷり。独特な距離感で、自由奔放なキミに振り回される。そんな関係が、実はたまらない。もはや憧れすら感じてしまう。2022年、寅年。ネコ科が主役の一年も、きままなキミと、かけがえのない時間が過ごせますように。
※各記事は、取材時のみ特別にマスクを外して撮影しています。