てくてく名店さんぽ(5)「久楽屋」
地酒から伝える日本の心
十勝でもおいしい地酒を飲める店が増えた。この酒文化を帯広・十勝に広げたのが、久楽屋の代表・上田雅寛さんだ。道内でも早くから地酒を扱っていた上士幌町の上田商店が実家。米産地でないため全道的に地酒になじみが薄かった当時、その魅力を発信ようとし、1995年に全国でも珍しい専門店を構えた。
本州の酒蔵と交流して人脈を作り帯広の飲食店を巡っては地酒の楽しみ方や管理方法を根気強く伝えてきた。ときには札幌でアドバイスをすることも。今や帯広は、「道内でも酒を知る人が多い地域になった」と胸を張る。
日本文化は今、担い手不足が深刻だ。店内に花を生け、和のデイスプレイで彩るのは、文化を伝えるという使命感から。2年前には市内に和食と酒を楽しむ「久八」をオープンさせた。「日本の心音を伝えたい」。地酒を超えて、思いは果てしない。
十勝でもおいしい地酒を飲める店が増えた。この酒文化を帯広・十勝に広げたのが、久楽屋の代表・上田雅寛さんだ。道内でも早くから地酒を扱っていた上士幌町の上田商店が実家。米産地でないため全道的に地酒になじみが薄かった当時、その魅力を発信ようとし、1995年に全国でも珍しい専門店を構えた。
本州の酒蔵と交流して人脈を作り帯広の飲食店を巡っては地酒の楽しみ方や管理方法を根気強く伝えてきた。ときには札幌でアドバイスをすることも。今や帯広は、「道内でも酒を知る人が多い地域になった」と胸を張る。
日本文化は今、担い手不足が深刻だ。店内に花を生け、和のデイスプレイで彩るのは、文化を伝えるという使命感から。2年前には市内に和食と酒を楽しむ「久八」をオープンさせた。「日本の心音を伝えたい」。地酒を超えて、思いは果てしない。
<久楽屋>
帯広市西2条南1丁目6
Tel:0155・24・3966
営:10時~20時(日曜・祝日は~19時)
休:正月のみ
<御料理と茶房 久八>
帯広市西1条南16丁目14-1
Tel:0155・67・1136
◆てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2020年2月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。