てくてく名店さんぽ(11)「十勝漬物 吉川屋」
愛情たっぷり、無添加の漬物
甘みと塩気、酸味、そして野菜の風味。代表の吉川トシ子さんが手掛ける漬物はこのあんばいが絶妙で、箸が止まらなくなる。
約20年前、農家の友人の勧めで余った野菜を活用しながら作り始めた。主婦だった吉川さんにとって、本格的な漬物と商売は未知の世界。ときには客に叱られながら、知人らから助言をもらいつつ、手探りの中で腕を上げていった。
おいしさの秘訣(ひけつ)は、地元野菜を中心とした安心できる素材と「愛情」と笑うが、無添加の調味料や京都の漬物屋も用いる塩を選ぶなど、こだわりは随所に。5種から始まった商品は倍に増え、十勝のスーパーや管内外の宿泊施設にも販路を広げている。
「人に支えられてここまで来ました。おいしかったよという声が励みです」と謙虚で柔らかな物腰の吉川さん。地域のへ寄せる思いもまた、漬物をさらに進化させる。
甘みと塩気、酸味、そして野菜の風味。代表の吉川トシ子さんが手掛ける漬物はこのあんばいが絶妙で、箸が止まらなくなる。
約20年前、農家の友人の勧めで余った野菜を活用しながら作り始めた。主婦だった吉川さんにとって、本格的な漬物と商売は未知の世界。ときには客に叱られながら、知人らから助言をもらいつつ、手探りの中で腕を上げていった。
おいしさの秘訣(ひけつ)は、地元野菜を中心とした安心できる素材と「愛情」と笑うが、無添加の調味料や京都の漬物屋も用いる塩を選ぶなど、こだわりは随所に。5種から始まった商品は倍に増え、十勝のスーパーや管内外の宿泊施設にも販路を広げている。
「人に支えられてここまで来ました。おいしかったよという声が励みです」と謙虚で柔らかな物腰の吉川さん。地域のへ寄せる思いもまた、漬物をさらに進化させる。
<十勝漬物 吉川屋>
幕別町明野540(国道38号沿い)
Tel:0155・54・5227
営:9時~14時(変動あり)
休:土・日曜
※漬物はとかちむら(帯広)、ハピオ(音更)、Aコープ士幌店ASPOでも販売
◆てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2020年8月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。