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2021年9月号

特集/本日、寿司気分

てくてく名店さんぽ(11)「十勝漬物 吉川屋」

“母さん”のように温かく迎えてくれる吉川さん。漬物樽がある幕別の店は今後、ディスプレーにも力を入れたいという

愛情たっぷり、無添加の漬物
 甘みと塩気、酸味、そして野菜の風味。代表の吉川トシ子さんが手掛ける漬物はこのあんばいが絶妙で、箸が止まらなくなる。

 約20年前、農家の友人の勧めで余った野菜を活用しながら作り始めた。主婦だった吉川さんにとって、本格的な漬物と商売は未知の世界。ときには客に叱られながら、知人らから助言をもらいつつ、手探りの中で腕を上げていった。

おいしさの秘訣(ひけつ)は、地元野菜を中心とした安心できる素材と「愛情」と笑うが、無添加の調味料や京都の漬物屋も用いる塩を選ぶなど、こだわりは随所に。5種から始まった商品は倍に増え、十勝のスーパーや管内外の宿泊施設にも販路を広げている。

 「人に支えられてここまで来ました。おいしかったよという声が励みです」と謙虚で柔らかな物腰の吉川さん。地域のへ寄せる思いもまた、漬物をさらに進化させる。

幕別では〈混ぜご飯の具〉980円やインカのめざめの〈冷凍コロッケ〉1袋500円、〈おはぎ〉1個130円(要予約)も販売

〈大根のピリ辛漬け〉〈キュウリのビール漬け〉など各1袋250円


<十勝漬物 吉川屋>
幕別町明野540(国道38号沿い)
Tel:0155・54・5227
営:9時~14時(変動あり)
休:土・日曜
※漬物はとかちむら(帯広)、ハピオ(音更)、Aコープ士幌店ASPOでも販売


てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年8月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。