てくてく名店さんぽ(9)「お茶のふじ」
お茶を味わう喜びを
「日本文化のお茶に気軽に親しめる場を提供したい。お茶を飲んで笑顔で帰ってほしい」と、取締役の小笠原達也さんは目を細める。
先代の故・伊藤勇二氏が製茶卸・小売業の「藤製茶」として1967 年に創業した。小売り部門は現在「お茶のふじ」が担い、製茶や茶器などを扱っている。
煎茶やほうじ茶だけでも50 種類以上。中でも、20 年以上前に十勝の水に合わせて鹿児島県の緑茶メーカーと共同で作った〈あさ露〉〈ゆたか緑〉は看板商品だ。静岡産の渋みが特徴の緑茶に対し、上品でまろやかな甘味を楽しめる。
全国に足を運んで仕入れた珍しいお茶や、お茶に合う菓子類なども豊富にそろえるのは、幅広い世代にお茶の文化に触れてほしいという思いから。店内の一角に備えた真っ赤な野点傘(のだてがさ)の下で一服できるのもうれしい。
まずは、肩肘張らずのれんをくぐってみて。きっと新たなお茶の魅力に出合えるはず―。
「日本文化のお茶に気軽に親しめる場を提供したい。お茶を飲んで笑顔で帰ってほしい」と、取締役の小笠原達也さんは目を細める。
先代の故・伊藤勇二氏が製茶卸・小売業の「藤製茶」として1967 年に創業した。小売り部門は現在「お茶のふじ」が担い、製茶や茶器などを扱っている。
煎茶やほうじ茶だけでも50 種類以上。中でも、20 年以上前に十勝の水に合わせて鹿児島県の緑茶メーカーと共同で作った〈あさ露〉〈ゆたか緑〉は看板商品だ。静岡産の渋みが特徴の緑茶に対し、上品でまろやかな甘味を楽しめる。
全国に足を運んで仕入れた珍しいお茶や、お茶に合う菓子類なども豊富にそろえるのは、幅広い世代にお茶の文化に触れてほしいという思いから。店内の一角に備えた真っ赤な野点傘(のだてがさ)の下で一服できるのもうれしい。
まずは、肩肘張らずのれんをくぐってみて。きっと新たなお茶の魅力に出合えるはず―。
<お茶のふじ>
帯広市白樺16条東20丁目12
Tel:0155・36・0900
営:9時~18時(変動あり)
休:なし(正月三が日は休み)
◆てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2020年6月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。