十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

居心地のいい部屋(1)「基本をマスター!くつろぎのリビング&ダイニング」

「北欧系」にまとめたリビングとダイニング。テーブルやソファ、カーテンはシンプルにまとめ、スツールやクッション、食器などの小物がアクセントに

 リビングやダイニングは家の中でも人が集うくつろぎの場所。お部屋のコーディネートのプロに、心地いい空間づくりのこつを聞きました。

始めに部屋のテイストを決めよう
 落ち着く部屋の好みは人ぞれぞれ。どんな部屋にしたいのか、最初にイメージしよう。今回モデルにしたのは、デンマークなどで愛されているインテリアのコーディネート「北欧系」。この他にも、すっきりと男前な「塩系」、大人の雰囲気が漂う「モダン系」が最近のトレンド。

Point1 色は3色が基本
 部屋の印象は色で左右される。壁や床を変更するのが難しくても、その次に大きな面積を占めるカーテンや家具などで、アレンジを。色は3色までならバランスが良く、「鮮やか」「柔らかい」といったトーンをそろえると、統一感が増す。クッションなどの小物でアクセントをつけるのも手軽。また、自然界のアースカラー(土や空、緑などの色)は気持ちが落ち着く色なので、ぜひ取り入れて。


Point2 明かりで空間を演出
 リビングは天井に埋め込むダウンライトやシーリングライト、ダイニングはつり下げ型のペンダントライトが一般的。さらに卓上照明など複数を組み合わせると、好みやシーンに応じて明るさや雰囲気を調整することができる。オレンジ系の電球色を選べば温かなくつろぎの空間に。必要な照明を都度使い分けることで節電にもつながる。


Point3 空間を彩るカーテン
 インテリアの中でも大きな面積を持つカーテンは、色柄で部屋の印象が大きく変わるアイテム。家族みんなが落ち着く色はもちろん、部屋の目的に合わせて色や生地、機能を選ぼう。部屋に占める面積が大きいラグやカーペットも同じく、雰囲気を変えやすい。

同じ部屋もカーテンで雰囲気が一変。個性的な色柄で冒険するのも楽しい

材質が豊富なブラインドもおすすめ。動植物のシルエットが描かれたブラインドは遊び心いっぱい


Point4 異素材を組み合わせる
 家具や小物は同じ材質でそろえがちだが、もの足りないときは、あえて異なった素材同士を組み合わせて。コーディネートの幅が広がり、さまざまなテイストの部屋に挑戦しやすくなる。個性的な部屋を目指す人にもおすすめ。

木とアイアン(鉄)を組み合わせたベンチはスタイリッシュ

脚と天板の素材が異なるテーブル。ブリキの鉢やガラス小物もアクセント


<教えてくれた人>
家具・インテリアショップ Berry Berry
インテリアコーディネーター・空間プランナー
野尻香織さん


取材協力/家具・インテリアショップ Berry Berry(ベリーベリー)
帯広市東3条南13丁目16-1
Tel:0155・67・8613 
営:10時~18時
休:水曜


【特集】居心地のいい部屋
春からの新生活で疲れたときは、お気に入りの部屋で充電しよう。インテリアの色使いや明かりによる演出、気の利いた雑貨など、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、
あなたの部屋が心地いい空間に変わるはず。さぁ、とっておきのおうち時間の始まりです。

※フリーマガジン「Chai」2020年5月号より。
※撮影/辻 博希。写真の無断転用は禁じます。

居心地のいい部屋

春からの新生活で疲れたときは、お気に入りの部屋で充電しよう。インテリアの色使いや明かりによる演出、気の利いた雑貨など、ちょっとしたポイントを押さえるだけで、あなたの部屋が心地いい空間に変わるはず。

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