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2021年9月号

特集/本日、寿司気分

てくてく名店さんぽ(7)「受川」

文具や事務用品を扱う1階。美智子さん(左)と現社長・賢一さんの妻・志津子さんら13人で切り盛りする店は、心温まる接客がうれしい

帯広っ子御用達の文具店
 入学や就職など、折に触れてお世話になった人も多いだろう。文具のイメージが強いが、もともとは「受川紙店」として 1 9 5 3(昭和28)年、受川彦次郎さんが創業した。今でも友禅和紙など珍しい紙類がそろう。

 共に扱っていた事務用品は、少しずつ卸し先を広げた。今は学童文具からギフト用品など幅広く、「ニーズに応えつつ昔からの物も大切にしています」と2 代目宏造さんの妻・美智子さん。何軒も巡り、やっとここで所望の品にたどりつく人も少なくない。

 書や文化に明るかった彦次郎さんの思いから、2階は画材、3階は書道用品が充実し、画廊も備わる。店舗を立てた79 (昭和54)年当時は帯広初の画廊として話題を集め、現在も文化教室の場として親しまれている。十勝文化発展の一助を担ってきたと言っても過言ではない文具店。各階に迷い込むと、新たな発見がありそうだ。

3階の画廊。初めて開いた展示会は、十勝の美術界をリードした画家・能勢眞美氏だった

芸術作品のような友禅和紙は本州などから仕入れている


<受川>
帯広市大通南9丁目19-1
Tel:0155・23・4171
営:9時~19時
(土曜~18時、日曜・祝日10時~18時)
休:なし


てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年4月号より。
※撮影/辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。