てくてく名店さんぽ(16)「テーラーミゾグチ」
個性をかなえるオーダースーツ
「一人ひとりのお客さまと丁寧に向き合いたい」と話すのは、代表の溝口善昭さんだ。既製品が気軽に手に入る時代に、オーダースーツで地域の人々の働き方や生き方を支える。
初代・溝口勝さんが旭川市の洋服店に遊びに行く中で基本を身に付け、独学で裁断などの技術を確立した。1934(昭和9)年に東3南7で創業し、当初はフルオーダーのみの扱い。
73年ごろには市中心部のサニーデパート(現坂本ビル)に支店を出すほど繁盛し、「手を抜いてはならぬ。特に目につかない中身に気を使え」という勝さんの精神は、今も従業員の心に宿る。
現在はSNSなどを駆使し、管外や若い世代からの注文も増えた。将来の働く姿を夢見て特別な一着を求める学生もおり、「個性のアピールをお手伝いしたい」と目を細める。
新しい年はスーツを新調してみよう。職人の思いが、背筋も気持ちも心地よく整えてくれそうだ。
「一人ひとりのお客さまと丁寧に向き合いたい」と話すのは、代表の溝口善昭さんだ。既製品が気軽に手に入る時代に、オーダースーツで地域の人々の働き方や生き方を支える。
初代・溝口勝さんが旭川市の洋服店に遊びに行く中で基本を身に付け、独学で裁断などの技術を確立した。1934(昭和9)年に東3南7で創業し、当初はフルオーダーのみの扱い。
73年ごろには市中心部のサニーデパート(現坂本ビル)に支店を出すほど繁盛し、「手を抜いてはならぬ。特に目につかない中身に気を使え」という勝さんの精神は、今も従業員の心に宿る。
現在はSNSなどを駆使し、管外や若い世代からの注文も増えた。将来の働く姿を夢見て特別な一着を求める学生もおり、「個性のアピールをお手伝いしたい」と目を細める。
新しい年はスーツを新調してみよう。職人の思いが、背筋も気持ちも心地よく整えてくれそうだ。
<テーラーミゾグチ>
帯広市西1条南5丁目20
Tel:050・5585・1387
営:9時~18時(日曜は10時~)
休:水曜、年末年始
(12月30日~1月4日)、GW、お盆
◆てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。
※フリーマガジン「Chai」2021年1月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。