今日からできる時短テク(1)「時短がかなう住まいづくり」
時間が無くてイライラしてしまうのは、片付かない部屋が原因かも? 高林さんは家が散らかる原因を、「戻すことがうまくいかないから」と指摘します。そこで提案するのが、お母さんが一人で整理を抱え込まないための家づくり。不要なモノを処分した後に定位置を決め、家族一人ひとりができることを増やします。モノの定位置はあらかじめラベリングしておき、使ったら同じ場所に戻すこと。使う場所と収納する場所が近いのも重要です。
そして家族がしてくれたことに対し、手や口を出すのはグッと我慢。時間がかかっても、「やりたいことは最後までやってもらう」というスタンスで見守りましょう。「お母さんは家族の太陽。散らからない部屋でストレスを減らし、笑顔の時間を増やして」と高林さん。2021年は、スッキリとした部屋で明るい毎日を送りましょう。
<まずはモノを減らそう! 捨てられない人のための整理法>
判断の基準は「1年以内に使ったかどうか」。1年以上使っていないものは、基本的にいらないもの! 5秒以内に素早く判断するのがポイント。
◆高林さん宅で見つけました 散らからない部屋づくりのアイデア
◆Living room
★「とりあえずBOX」を作る
子どもたち一人ひとりに「とりあえずBOX」を用意。文房具などの定位置が決まっていない小物を入れ、机や床に散らかさないよう工夫している
★リビングにも仕分けができるゴミ箱を置く
「燃える」「燃えない」を表示しているから、家族が各自で分別できる。ラミネートの機械が無い場合は、梱包用のOPPテープで代用を
★季節の小物は写真を付けて収納
クリスマスツリーの収納にもアイデアを発見! 年に数度しか使わないものは、中身を写真に撮って箱の側面に張り付けておくと出し入れがスムーズ
◆Kitchen
★引き出し内の悩みは仕切って解決!
仕切ることでスッキリ見え、定位置に戻しやすくなる。ホームセンターなどで手に入るプラスチック段ボールなら簡単にカットでき、サイズを合わせやすい
★誰が見ても分かるようにラベリング
食器用、シンク用などと用途別に使い分けるスポンジは、定位置にラベリング。お手伝いしてもらう時に、指示する手間が省けるというメリットも
◆Closet
★ハンガーのまま&見やすい収納で時短
洋服は洗ってハンガーにかけ、乾いたらそのまま収納。クローゼットの扉は撤去することで作業がしやすく、すべての服に目が届きやすくなっている
◆Others
★子どもが楽しく片付けられる工夫を
遊んだ後に放置されがちなキッズカー。マスキングテープで「駐車場」を作り場所を決めることで、子どもが自主的に片付けるように!
★洗剤の容器を統一して見せる収納へ
洗濯用の洗剤や柔軟剤は、同じ容器に移し替えれば“見せる収納”が可能。容器に使用量を書いておくと、誰でも教わることなく洗濯ができる
<教えてくれた人>
home position 代表・高林友美さん
中札内村出身。学生時代から、友人宅の整理も行うほどの“整頓好き”。整理に関する資格を取得し、2020年2月に整理収納のサポートを行う「homeposition」をオープン。
問い合わせはTel:050・6863・6289、LINE(@581usesq)、インスタグラムから
※フリーマガジン「Chai」2021年1月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
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【特集】今日からできる時短テク
新しい年は、心地よい暮らしを考えてみませんか? 切り口はいろいろありますが、今回は「時短」についてピックアップ。物探しの時間を減らす部屋の整理方法や、アレンジが簡単にできる料理レシピなど、すぐにチャレンジできて女性にうれしい時短術を紹介します。無駄を減らして、2021年は気持ちいいスタートを切りましょう。
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