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2021年9月号

特集/本日、寿司気分

てくてく名店さんぽ(14)「肉の専門店 おおつか」

帯広の“焼き肉文化”を支える秀樹さん。旧店舗と変わらぬ対面販売では、切り方の好みにも応じてくれる

尽きない肉への探求心
 「切り方や部位でも味は変わる。肉の新たな魅力を発見できたときはうれしいね」と目尻を下げる店主・大塚秀樹さん。一語一句から、肉への愛情と探究心がにじみ出る。

 1964年に開業した父・捷紘(かつひろ)さんの背中を見て育ち、同じ肉屋の道を歩むことを決意したのは19歳のとき。需要が高まる夏は夜通し肉を処理することもあるが、「切るのも食べるのも好きで」と労を惜しまない。

 先代から変わらぬ味付けは、「子どもも食べられること」がこだわりだ。肉の個性を見極めた手切りは、腕の見せ所。一番人気の厚切りジンギスカンをはじめ、ホルモンやサガリなど40~50種はそろう商品のファンは多く、札幌や道外からも注文がある。

 2年前には店舗も新たに。「これからも地域においしさを届けます」と語る秀樹さんがどんな肉の魅力を開拓して伝えてくれるのか、楽しみだ。

刺しが入った〈牛タン〉100g630円は、夏場は品薄になるほどの人気。甘辛いたれに漬け込んだ定番の〈厚切ジンギス汗〉500g1,100円の他、ミスジなど希少部位の肉に出合えることも。

長く親しまれてきた旧店舗


<肉の専門店 おおつか>
帯広市西12条南14丁目1
Tel:0155・24・1144
営:9時~19時
休:火・水曜(祝日は営業)


てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2020年11月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。