十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年6月号

特集/酒場をめぐる冒険

おでかけスイーツ部(78)「Le temps doux」

手作りのスコーンは250円~。取材時は7種類そろい、〈抹茶チョコチップ〉〈紅玉りんごとクルミ〉といった個性的な味も。冷凍保存できるので、まとめ買いする客が多い

心もほっこり、お母さんの焼き菓子
 ル・タン・ドゥの扉を開けると、ふんわり広がる甘い香りに自然と顔がほころぶ。店名はフランス語で「穏やかな時間」を意味し、ティータイムにぴったりな焼き菓子を20種類ほど並べる。木曜日のみの営業だが、開店と同時に多くの客でにぎわう人気店だ。

 店主の佐藤三葉さんは、4人の子どもを持つ母親。帯広の飲食店に勤めて調理師免許を取得した後、「我が子においしいおやつを食べさせたい」という思いから、独学で菓子作りの腕を磨いた。「家庭的で優しい味を目指しています」と、佐藤さんはにっこり。可能な限り道産や十勝産の食材にこだわりながらも、「お小遣いで気軽に買えるのが理想」と、手ごろな200円台の商品を充実させている。そんな思いが届いてか、店内で近所の子どもがおやつを買い求める、ほのぼのとした光景が見られることも。

 看板メニューのスコーンは、生クリーム入りのしっとりした生地が特徴。ひと口で外はサックリ、中はふわりとした「ザクホロ」食感のトリコに。季節限定の味も並ぶので、あれこれ食べ比べしたくなる。

ふわふわの食感がたまらない〈台湾カステラ〉250円。竹内養鶏所(音更)の白い卵「米艶」を使い、真っ白に仕上げた

右からバターケーキに発酵バターのクリームとジャムを挟んだ〈ビクトリアケーキ〉380円、しっとりした生地にスパイスを効かせた〈キャロットケーキ〉280円

洗練されていながらも、家庭的で温かな雰囲気が漂う店内



<Le temps doux(ル・タン・ドゥ)>
音更町ひびき野西町2丁目11-18
Instagram: atelier_letempsdoux
営:11時~15時30分(無くなり次第閉店)
営業日:木曜
詳細はインスタグラムで確認を

店主 佐藤三葉さん
インスタグラムからの予約で取り置きOK。ギフトも好評です!


おでかけスイーツ部
十勝のスイーツを求めて、Chai編集部が各店を訪問する連載企画です。

※フリーマガジン「Chai」2024年3月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。