2022年10月号

特集/パン愛で、パンパン

本日、寿司気分(6)「こだわりの握りを求めてわざわざ行きたい~みどり鮨」

マグロ、ヒラメ、アオリイカ、カマス、タチウオなど、新潟産の米で握るお任せの寿司はひと握り250円。町外からのファンも多い

 たまには、足を伸ばして郊外へ―。道中の高揚感を裏切らないのが、上士幌町の「みどり鮨」だ。

 上士幌町生まれの牛角(ごかく)紀夫さんが38年前に構えた店は、豊洲市場の天然ものの魚にこだわる。「種類も豊富で、その場で活〆(かつじめ)した魚は鮮度がいい」と、毎朝4時から電話で市場とやり取り。長年の信頼関係と経験で、納得のいく魚を仕入れている。この日のカウンターのショーケースは、マグロやヒラマサ、トリガイ、アナガツオ…と、10種類以上のネタでにぎやか。中でもマグロは、「天然もののおいしさを知って」と胸を張った。

 握りは、ネタのおいしさを引き出す提案があるのもうれしい。淡泊なヒラメは細いネギを巻いて、マグロはあぶって大根おろしや薬味と。へぇ…と口に入れると、相性のよさに舌が喜ぶ。間違いなく酒が恋しくなるので、そこだけご注意を。

落ち着いた雰囲気のカウンターの他、小上がり席はファミリーでどうぞ。寿司以外の一品料理も人気

〈生ちらし〉1,900円は、なかなかご飯にたどり着かないほどネタが満載。価格を疑いたくなるほどボリューミーだ

気さくに迎えてくれる牛角紀夫さん

国道273号の西側、商店などが建ち並ぶ上士幌音更線(337号)沿いにたたずむ。


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みどり鮨
上士幌町東3線235 
Tel:01564・2・2650
営:17時~22時
休:週1回不定

※フリーマガジン「Chai」2021年9月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。