2022年10月号

特集/パン愛で、パンパン

本日、寿司気分(8)「丁寧な手仕事が光る一貫~北海道ホテル 寿司処 春日(かすが)」

お好み寿司は1貫300円~。ランチは、〈上寿司〉(生寿司10貫、茶わん蒸し、味噌椀)2,850円。他2種あり、いずれも氷菓子、コーヒーまたは紅茶付き。夜は〈特選〉(12種)3,600円、〈特上〉(9種)2,500円。北海道産のギョウジャニンニクのしょうゆ漬けを巻いた〈行者ニンニクロール寿司〉1本500円もぜひ

森のスパリゾート 北海道ホテル 寿司処 春日(かすが)
 おいしさ、雰囲気、もてなしの心。すべてに満足したいなら、迷わず「寿司処 春日」を選ぼう。帯広の北海道ホテル「和食六郎」内に構える店は、十勝はもちろん全国・海外の美食家をうならせる。

 寿司職人・船越大さんの目利きが光るネタは、地域の魅力を伝えようと、可能な限り道内産、そして十勝産だ。広尾産のマイワシ、サバの他、9月からは平年であれば、サケやマツカワガレイがお目見えする。ネタは、漬けたり自家製のたれと合わせる、また塩やスダチで食べてもらうといった「ひと手間」をプラス。丁寧な手仕事で、素材のうま味を最大限に引き出している。

 流れるような美しい所作で握られた寿司は、「口に入れたときに程よく、ほどけるように」という船越さんの言葉通り、シャリの固さやネタの大きさとのバランスが心地いい。「工夫を凝らして握っています。ぜひ召し上がってください」と目を細める船越さんの柔らかな物腰と、寿司談議も‟美味‟。再び訪れたくなる。

握りに添える長野県産の本ワサビも、おいしさの肝。香りとほどよい辛味で素材を引き立てる

カウンターは握りたての寿司を味わえるのはもちろん、職人との会話も楽しみのひとつ


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帯広市西7条南19丁目1
Tel:0155・21・0001
営:11時30分~15時、17時~21時(LO各1時間前)
休:水曜 ※7~9月、年末年始は休みなし

※フリーマガジン「Chai」2021年9月号より。
※撮影/鎌田 康平。写真の無断転用は禁じます。