十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年12月号

特集/心温まる贈り物

【健康】高齢者は柔軟な歩行調整が苦手

 障害物を使った歩行テストの結果、高齢者は環境に応じた柔軟な歩行調整が苦手で、転倒につながる懸念が示されたと、東京都立大などの研究グループが発表した。

 研究グループは、椅子から立ち上がり、3メートル先の目標を回って元の位置に戻る動作を通じ、歩行能力やバランスを簡便に測定するテスト(TUG)に着目。高齢者38人と若年者24人を対象に、従来のTUGに二つの障害物を追加し、参加者がその隙間を通過