十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年7月号

特集/夏本番!旨辛メニュー

夏本番!旨辛メニュー(4)「旨辛グルメ大集合!スパイスカレー~SANSARA、のむらカレー」

SANSARA(サンサーラ)の〈とりたま黒カレー〉1,300円
6月からメニューに仲間入りした新作オリジナルスパイスカレー。鶏ひき肉にチーズとスパイスを練り込み、サクッと揚げた〈チーズとりたま〉をトッピングする

暑さを吹き飛ばす!旨辛グルメ大集合
 暑い夏にこそ食べたい、辛いけどクセになる旨辛料理。「スパイスカレー」「エスニック料理」「麻婆豆腐」の3ジャンルから、店自慢の逸品を紹介します。

独自の香辛料が効いた本格派
スパイスカレー

<SANSARA(サンサーラ)>
 「南インドを旅行中に食べた家庭料理が、油控えめ・胃が軽い・食べても飽きないがそろっていて。スパイスはシンプルなのにどれを食べても抜群においしい。感動した」と話すのは、バックパッカーで店主の本田健太郎さん。1999年から1年間アジアや中南米を放浪。その時に食べた肉や魚、豆や野菜を使った現地の料理を広めたいと2013年にカレー店をオープン。開店後も3年に1度のペースでインドなどに足を運び、カレー作りの研さんを積んできた。

 「なるべく現地の味を再現したくて、日本人好みに味を調整していません。レシピをそのまま生かしています」と本田さん。カレーの種類によって一番味が引き立つ辛さが決まっており、それに合わせて独自にスパイスを調合。スパイスで炒め、最後にレモンを搾ってさっぱりとさせたインド定番のごはん〈レモンライス〉とも相性抜群だ。毎週メニューが変わる〈週末限定のカレー〉もぜひ。

もう一品!

〈南インドエビ〉、〈チキンシャクティ〉、〈鶏キーマ〉の店定番3種類を一度に楽しめる〈定番カレー3種プレート〉1,500円

代表の本田健太郎さん。昨年から店舗でインドカレーの料理教室も開催。スパイスも購入可能

本田さんが旅行中に購入した現地の雑貨や趣味の楽器が置かれた店内。アンティーク調にリメイクした学校のイスやカウンターテーブルなどがオシャレな空間を演出する


帯広市西16条北1丁目1-112
Tel:0155・35・5799
営:11時30分~15時、17時~20時30分(LO各30分前)
休:木・金曜



のむらカレーの〈鯖とヤングコーンのレモンジンジャーカレー〉1,500円
取材日のスパイスカレーはこちら。日替わりで個性的なカレーを用意しているので、何度訪れてもワクワクする


<のむらカレー>
 大阪発祥といわれるスパイスカレーの中でも、具材に合わせて複数のスパイスを組み合わせるオールドスタンダードなカレーを提供。定番メニューはなく日替わりで3・4種類を用意する。

 カレーの種類、6段階ある辛さのレベル、好みに応じて副菜(有料)を選ぶのが同店流のオーダー。副菜はカレーと一緒に盛り付けられているので、混ぜて味変を楽しむことができる。

 開店から4年目になるが「スパイスカレーの魅力がまだまだ十勝に浸透していない」と店主の野村龍史さん。まずは店のSNSをチェックし、新得へGO!

野村さんのセンスの良さを感じる店内。オリジナルグッズの販売も行う

狩勝峠1合目駐車帯にあり、シックな色合いの外観に手描きの看板が映える


新得町新内西1線128
Tel:なし
営:11時~14時くらい(LO30分前)
休:不定(事前にSNSで確認を)
Instagram:nomuraspice

※フリーマガジン「Chai」2025年7月号より。
※撮影/辻博希、清田千裕。写真の無断転用は禁じます。