十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2025年8月号

特集/夏の学びチャレンジ

【健康】妊娠継続には亜鉛が重要

 マウスや子宮内膜の培養細胞を用いた研究から、亜鉛不足が流産などにつながる可能性が示されたと、麻布大などの研究グループが発表した。

 亜鉛不足と妊娠しにくさとの関係は知られているが、研究グループは、子宮の細胞に亜鉛を取り込む役割を持つ亜鉛輸送体「ZIP10」に着目。子宮内膜細胞でZIP10を欠損したマウスや、マウス・ヒトの子宮内膜培養細胞を用いて妊娠の経過や女性ホルモンに対する反応を検討した