日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島(6)帯広市
八千代育成牧場で味わう「これぞ十勝」のスケール感
帯広市内から車で約1時間。日高山脈の裾野にたたずむ八千代公共育成牧場は、十勝らしいダイナミックな風景に出合える場所。東京ドーム約210個分に相当する約980haの敷地が広がり、展望台牧区から見渡す十勝平野は圧巻のひと言だ。波状丘陵を利用した牧草地に乳牛が放牧されており、ほのぼのとした雰囲気に心和む。
市営の公共育成牧場である同牧場が開場したのは、1982(昭和57)年。出産前で搾乳ができない雌牛を預かり、酪農家の負担を軽減している。牛たちがのんびり草をはむ光景が見られるのが、例年5月半ばから10月下旬の間。青空と草原の色合いも爽やかで、十勝の夏の到来を感じられる。
牧場の高台には食事や宿泊ができる畜産研修センター「カウベルハウス」があり、ステーキやデザートなどを用意。景色を満喫した後は、地元食材のグルメをおなかいっぱい味わおう。
帯広市内から車で約1時間。日高山脈の裾野にたたずむ八千代公共育成牧場は、十勝らしいダイナミックな風景に出合える場所。東京ドーム約210個分に相当する約980haの敷地が広がり、展望台牧区から見渡す十勝平野は圧巻のひと言だ。波状丘陵を利用した牧草地に乳牛が放牧されており、ほのぼのとした雰囲気に心和む。
市営の公共育成牧場である同牧場が開場したのは、1982(昭和57)年。出産前で搾乳ができない雌牛を預かり、酪農家の負担を軽減している。牛たちがのんびり草をはむ光景が見られるのが、例年5月半ばから10月下旬の間。青空と草原の色合いも爽やかで、十勝の夏の到来を感じられる。
牧場の高台には食事や宿泊ができる畜産研修センター「カウベルハウス」があり、ステーキやデザートなどを用意。景色を満喫した後は、地元食材のグルメをおなかいっぱい味わおう。
<八千代公共育成牧場>
八千代町西4線194
ここもオススメ
紫竹ガーデン
故紫竹昭葉さんが家族と花を植えて作り上げた、ぬくもりあふれるガーデン。1万5000坪の土地に、約2500種の花が咲きそろう。
帯広市美栄町西4線107
Tel:0155・60・2377
営:8時~17時 休:11月3日まで無休
※入園料大人1,000円、子ども200円
取材協力/帯広市 観光交流課 帯広市西5条南7丁目1
Tel:0155・65・4169
帯広市 農政課 帯広市川西町基線61
Tel:0155・59・2323
豆!情報
市の中心部にある「帯広市野草園」。十勝平野に自生していた野草樹木が昔のままの姿で残されている、実は全国的に見てもレアな植物園です。
※フリーマガジン「Chai」2021年8月号より。
※撮影/鎌田康平。写真の無断転用は禁じます。
日高を東へ十勝を南へ~自然を感じて 日勝半島
「日勝半島」って知っていますか? 十勝南部と日高東部を指す新しい言葉で、日高山脈や海岸線が育む、豊かな自然が残ります。日高山脈を含むこのエリアの多くはちょうど、「日高山脈襟裳国定公園」の国立公園化に向けて、その生態系に注目が高まっている最中。日高を東へ、十勝を南へ―。改めてその自然の魅力を写真で切り取りました。