2024年4月号

特集/ときめきのプリン&愛しのシュークリーム

Chai的 スイーツ最前線(2)「スイーツ目指して、新店めぐり」

Chaiとコラボした<桜もちフルーツソフト>(右)780円(持ち帰り、税別)は、桜クリームの中にあんや求肥(ぎゅうひ)が入り、桜の葉がインパクト大!< キウイMIXフルーツソフト>620円(左)などジェラ生フルーツソフトは約10種

2019年8月OPEN
Fruits Studio(フルーツスタジオ)

インスタ映え必至 フルーツを楽しむスイーツ
 まるで宝石のようにみずみずしいフルーツとソフトクリームのコラボ。オープン以来、〝インスタ映え〞とおいしさを兼ね備えたスイーツを次々と打ち出し、人気を集めている。

 フルーツにもっと親しんでほしいという思いから、店を構えた。看板商品はフルーツの上にソフトクリームが載った<ジェラ生フルーツソフト>。芽室町の「おぎミルクファーム」のジャージー牛の生乳100 100%で作るソフトクリームは、程よいコクと控えめな甘さで、全国から取り寄せる旬のフルーツのおいしさを引き立てる。

 「十勝の人においしいものを食べてもらうことがコンセプト」とスタッフの關(せき)口楓花さん。2 月末からは串に連なる<いちご飴>も加わり、新たなブームの予感。フルーツが充実する春・夏に向けた進化に乞うご期待!

<いちごのフルーツサンド>1個380円は、十勝産の発酵バターを使ったノントランス(トランス脂肪酸を含まない)パンに、十勝産生クリームをサンド。お茶のふじ(帯広)の抹茶を使ったタピオカ入り<黒糖宇治抹茶ラテ>L・560円などドリンクも充実

キュートな<いちご飴>3粒(右)330円、5粒550円

「フルーツのおいしさを再発見してください!」と關口さん


店舗1階。2階にはイートインスペース18席がある(利用は14時30分~18時)

帯広市西4条北2丁目6-1
Tel:080・9505・7206
営:11時~18時
休:月曜、第2火曜(祝日の場合は翌日)



新メニュー、日替わりの<エレガントアフタヌーンティー>1人分1,800円(税別、写真は2人分)はオーガニックのお茶やワインなど好みのドリンクを選べる。+500円でガレットがサービスに。1日3組限定、提供は11時~17時。要予約

2019年5月OPEN
Natural Kitchen TOKACHI blue(ナチュラルキッチン トカチブルー)

体に優しいギルトフリー・スイーツ
 低糖質、ビーガン(完全菜食主義者)対応、グルテンフリーなどこだわりの食材を使ったスイーツを一度に味わえる<エレガントアフタヌーンティー>は、体に優しく、罪悪感(ギルト)から解き放たれて口にできるのが魅力。ビーガンの<ガトーショコラ>や、十勝のビートファイバー(ビートの食物繊維)を使った<プラントベースドクッキー>など6種を楽しめる。「厳選素材で栄養たっぷり。エレガントなひとときを」と代表の滝谷朋恵さん。オーガニックティーなどと一緒にどうぞ。

<ココナッツソフトクリーム>レギュラー500円。ココナッツミルクを100%使ったソフトクリームは、北海道初だという

明るく迎えてくれる滝谷さん


帯広市西3条南11丁目6(シネマ太陽ビル1階)
Tel:090・6449・3722
営:9時~LO17時30分(木・金・土曜~LO 21時)。ランチ11時~LO15時、カフェ15時~LO 17時30分、ディナー17時30分~LO 21時
休:水曜 ※駐車場無料



<フロマージュ><濃厚ガトーショコラ>各550円は、いずれもコーヒーの風味に負けない深みのある味わい。ドリンク付きの<ケーキセット>は900円

2019年3月OPEN
cafe Crescere(カフェ クレッシェーレ)

ふと恋しくなる温かなコーヒーともてなし
 住宅街にたたずむ隠れ家のようなお店。趣味の良い食器や北欧デザインのインテリア、そして菊地芽久美オーナーと夫の伸さんとの何気ない会話が心地よく、つい長居をしてしまう。ひと休みのお供には、同店自慢の<オリジンコーヒー>をどうぞ。スイーツもコーヒーに合うものを厳選して用意する。オープンから約1年が経つが、「メニューは今もリニューアル中」なのだそう。イタリア語で「成長」を意味する店名のとおり、訪れるたびにさまざまな魅力を見せてくれる。

エスプレッソをかけて味わう<コーヒーアフォガート>660円は、ミルクジェラートとイチゴのコンビネーションが絶妙

子ども向けのスポーツクラブも経営する菊地芽久美さんと伸さん。気さくな2人との会話も楽しい


帯広市西11条南31丁目10
Tel:0155・47・6045
営:11時~14時、19時~22時(祝前日は~23時)
休:不定
※営業時間、定休日は変更になる場合あり。事前に電話やSNSで確認を



中札内産卵を使った<シフォンサンドケーキ>450円は、フワフワの生地がポイント。プレーン、ココア、抹茶の3種類を用意する

2019年6月OPEN
muguet(ミュゲ)

手づくりのスイーツを味わいのんびり過ごす幸せ
 飲食店や雑貨販売を行う「かぜのなかにわ」内にあり、オープン以来地元の新しい集い場に。手作りのスイーツも、その人気にひと役買っている。生クリームやフルーツを挟み、見た目にも華やかな<シフォンサンドケーキ>など、甘党たちのハートをつかむメニューが勢ぞろい。可能な限り地元の食材を使用しているのも、うれしい。また店内では、気軽に楽しめるクラフトや菓子づくりのイベントを毎月開催しているので、こちらもチェックを。

1日5食限定の<中札内いちごスムージー>550円。酸味が強い中札内産のイチゴが、甘いミルクと良く合う

右から山本侑那さん、チーフの二瓶真紀さん、宮部有希さん


中札内村大通南3丁目42
Tel:0155・67・0021
営:10時~17時(LO30分前)
休:水曜



アツアツのリンゴがたっぷり入った<アップルパイ>600円は、ぜひ手作りのアイスクリームと一緒に味わって

2019年6月OPEN
DREAM LATTE(ドリーム ラッテ)

とっておきの空間で味わう上士幌のおいしいもの
 ゆったりと配したテーブル席、窓の外に広がるのどかな風景。さらに自社農場の食材を使った多彩なメニューを味わえるのだから、至福の時間は約束されたようなもの。ボリューム満点の和牛ステーキやハンバーグを食べた後でも、多くの客はデザートを注文する。どのスイーツも盛りを惜しまないが、飽きがこず、気が付けば皿が空っぽに。ミルクたっぷりの<カフェラテ>400円など、スイーツに合うドリンクも充実している。

バナナ1本を丸ごと使っている<チョコバナナクレープ>700円。添えたイチゴも自社農園のもの

帯広市にあったカフェが、メニューを増やして移転オープン。右からスタッフの楠野友紀さん、シェフの髙橋聡太さん


上士幌町東2線239
Tel:01564・7・7111
営:9時~18時(LO30分前)
休:火曜、第2水曜


※フリーマガジン「Chai」2020年4月号より。
※撮影/辻 博希、辰巳 勲。写真の無断転用は禁じます。

Chai的 スイーツ最前線

春は華やかなスイーツに目移りする季節。中でもトレンドのスイーツや新店のメニューは要チェック! この春気になる旬のスイーツを、Chai編集部がピックアップしました。

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