十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年7月号

特集/心沸き立つ! 焼肉!

安心・とかちの暮らし(183)「消費期限・賞味期限は何が違うの?」

 加工食品には「消費期限」と「賞味期限」のどちらかが表示されていますが、期限が過ぎると食べてはいけないのでしょうか。二つの違いを帯広消費者協会の協力でまとめました。(Chai編集室)

【質問】
 スーパーで牛乳を買った。賞味期限の日付が書いてあるが、1日でも過ぎたら飲まない方がいいのか。消費期限との違いは?
 
【回答】
 消費期限とは、「腐敗や品質劣化によって安全性を欠くおそれがない期限」です。弁当、サンドイッチ、総菜、ケーキ、刺し身など傷みやすい(品質が劣化しやすい)食品に表示されています。消費期限を過ぎたら食べないほうがよい期限と心得ましょう。

 一方、賞味期限とは、「おいしく食べられる期限」の目安です。スナック菓子、カップ麺、レトルトカレー、乳製品、ソーセージ、チルド(冷蔵)食品など、品質の劣化が比較的緩やかな食品に表示されます。賞味期限を過ぎるとすぐに食べられなくなるわけではありません。

 消費期限、賞味期限どちらも未開封のまま、パッケージに表示されている方法(温度など)で保存した場合の期限です。開封後や、保存方法が守られていない場合は、期限に関係なく早めに食べましょう。困った時には、居住地の消費者相談窓口に相談してください。

〈参考図書〉くらしの豆知識2024

【相談窓口】
帯広市消費生活アドバイスセンター(とかちプラザ1F Tel:0155・22・8393)、またはお住まいの各町村消費者相談窓口か道立消費生活センター相談窓口(Tel:050・7505・0999)へ。なお、帯広消費者協会では、会員を募集しています。通常立ち入れないような施設を見学できたり、各種広報物の提供を受けられるなどの特典があります。年会費:1口2,000円 問:帯広消費者協会 Tel:0155・22・7161

安心・とかちの暮らし
暮らしの困りごとについて、帯広消費者協会の協力で事例を紹介する連載です。

※フリーマガジン「Chai」2024年5月号より。