十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年6月号

特集/酒場をめぐる冒険

気持ちカタチに。贈ろう、GIFT(5)「大切な人へ、自分へ贈ろう~ハートに響く選書」

 ザ本屋さんで大好評の企画「一万円選書」をChai誌上でも実施! 同書店を代表する読書家の2人が、シーンに合わせた本を選んでくれました。

※「一万円選書」とは…1万円の予算内で、ベテラン書店員が応募者の好みや生活スタイルに合わせて本を選び、発送してくれるサービス。考案した「いわた書店」(砂川市)はメディアなどで取り上げられ、全国的にも知られる存在に。


ザ本屋さん代表取締役 高橋智信さん 
十勝管内と室蘭に6店舗を構える、同店の三代目。副社長を経て、6年前に代表取締役に就任した。9月にはYouTubeで「ザ本屋さんチャンネル」をスタート。お薦め本の紹介や対談などを発信している。


ザ本屋さん 音更OK店スタッフ 岡澤牧子さん
25年のキャリアを積む。OK店では文芸をはじめ、幅広いジャンルの本を担当している。小説をこよなく愛し、学生時代には「読者ノート」を付けていたほどの本好き。



頑張る自分へ 読むだけで元気が出る本


きっと明日はいい日になる 田口久人著
PHP研究所 1,375円

 Instagramフォロワー数が39万を超える田口氏。毎日更新される詩を編集して掲載しています。優しく寄り添う前向きな言葉は、落ち込んだ時の「心のビタミン」。数ページで内容が完結するので、どこからでも読める気楽さも良いですね。




マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ 古内一絵著
中央公論新社 1,650円

 物語の舞台は深夜に明かりが灯る、路地裏のカフェ。店主でありドラァグクイーンのシャールさんが、優しいアドバイスとおいしい料理でもてなしてくれます。読むと心が温まり、ちょっぴりおなかが空いてくる大人のおとぎ話。




カレンの台所 滝沢カレン著
サンクチュアリ出版 1,540円

 一般的なレシピ本と異なり、細かな分量も手順も一切なし。「鶏肉を最終刺激」など、独特な“カレン節”を楽しみつつ調理するという、ある意味画期的な本です。擬人化された食材のイラストにもクスリとさせられます。




もちまる日記 下僕著
KADOKAWA 1,320円

 スコティッシュフォールドのオス猫・もちまるの日常をつづる、大人気YouTubeチャンネル「もちまる日記」。無邪気でかわいい姿をたっぷり満喫できる写真集&エッセイです。飼い主である「下僕」の“猫愛”があふれ、心和みます。



そばに居てくれる家族へ 気持ちが伝わる感動本


神さまたちの遊ぶ庭 宮下奈都著
光文社文庫 660円

 「羊と鋼の森」で知名度を上げた宮下氏の、センスが光るエッセイ。宮下一家がトムラウシで山村留学をした1年を描いています。個性的な住人たちとの出会い、そして別れ―。読後は、身近な人へ感謝の気持ちがわいてきます。




ぼく モグラ キツネ 馬 チャーリー・マッケジー著、川村元気訳
飛鳥新社 2,200円

 美しいイラストと、シンプルで印象的な言葉が感動を生む「2020年イギリスで一番読まれた本」。“ぼく”と動物たちが旅に出て、本当の“家”を見つけるまでを描きます。読後も余韻が続き繰り返し読みたくなるので、ぜひ手元へ。




ぼくのお父さん 矢部太郎著
新潮社 1,265円

 風変わりな絵本作家の父親とぼくが暮らした約40年前の日常を、優しいタッチのイラストでつづります。おやつが野草だったりゲームが手作りだったりと、他の家とは違うけれど笑いが絶えない豊かな暮らし。ぜひ家族で楽しんで!




あんなにあんなに ヨシタケシンスケ著
ポプラ社 1,320円

 ヨシタケシンスケさんの絵本は、幅広い世代にお勧め。子育て中の「あんなに心配したのに」「あんなに小さかったのに」などのエピソードが続いた後、巣立ちの時が…。子どもとの限られた時間を思い、今を大切にしたくなります。



子どもや孫へ 本の楽しさ伝わる絵本&児童書


メシが食える大人になる! よのなかルールブック 高濱正伸監修、林ユミ絵
日本図書センター 1,430円

 いつか社会へ出る子どもたちに知ってほしい、現実の世界。「自分とは違う意見に耳を傾ける」など、大人もドキリとする世の中のルールが続々と。子どもに感想を聞きながら読み進めると楽しさ倍増です。




ぜったいにさわっちゃダメ? ビル・コッター著
サンクチュアリ出版 1,078円

 おしおきで押し入れに閉じ込められたさとしとあきらが、不思議な世界で大冒険を繰り広げます。50年ほど前に発行され、今や「おしいれ」は「クローゼット」へ変わってしまいましたが、子どものハートをつかむ魅力は健在。




ふたりのももたろう 木戸優起著、キタハラケンタ絵
ドリームインキュベータ 1,980円

 おじいさんとおばあさんに育てられたももたろうと、鬼に拾われたももたろう。並行する2つのストーリーから、物事を多様な視点で見ることの大切さが伝わってきます。幕別町出身・キタハラさんのイラストもかわいい!




おしいれのぼうけん ふるたたるひ、たばたせいいち著
童心社 1,430円

 おしおきで押し入れに閉じ込められたさとしとあきらが、不思議な世界で大冒険を繰り広げます。50年ほど前に発行され、今や「おしいれ」は「クローゼット」へ変わってしまいましたが、子どものハートをつかむ魅力は健在。



離れて暮らす友人へ 眺めるだけでワクワクするビジュアル本


365日北海道絶景の旅
いろは出版編集、発行 3,740円

 北海道在住のカメラマンとライターが、道内各地の絶景を紹介。365日分、その日に合わせた景色が登場し、1月19日はジュエリーアイス、8月13日に勝毎花火大会など、十勝エリアのスポットを探す楽しみもあります。




るるぶ 宇宙 林公代監修
JTBパブリッシング 1,100円

 わかりやすい旅行ガイドブック「るるぶ」の、遊び心あふれる新刊。コロナ禍で実際の旅行は難しくても、この本があれば想像で宇宙へ旅立てます。宇宙に関する施設や博物館など、「行けるスポット」の情報も充実。




しまえながのきもち 山本光一著
北海道新聞社 1,100円

 シマエナガの魅力が全開!! ページをめくるだけでとにかく癒やされます。実はシマエナガは動きが素早く、真正面からの写真はとても貴重だといいます。かわいいだけでなく生態もわかるレアなショットが満載です。




ニッポンを解剖する! 北海道図鑑
JTBパブリッシング編集、発行 1,760円

 北海道の自然、歴史、文化、産業など、今さら聞けない道内の情報を分かりやすく解説。文章だけでなく図表と写真をふんだんに使っているので、最後までスムーズに読み進められます。ますます地元が好きになる一冊です。



【十勝管内のザ本屋さん】
●白樺コロニー店
帯広市白樺16条西2丁目2 ダイイチ白樺内
Tel:0155・33・5020
●エルマー店
帯広市西21条南4丁目 MEGAドン・キホーテ西帯広内
Tel:0155・38・2053
●いっきゅう店
帯広市西19条南2丁目30-5 フクハラいっきゅう内
Tel:0155・66・5741
●音更OK店
音更町木野大通西17丁目1-4 ダイイチオーケー内
Tel:0155・31・4081
●ダイイチめむろ店
芽室町東6条9丁目1 ダイイチめむろ内
Tel:0155・67・8862

※フリーマガジン「Chai」2021年12月号より。