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蜂の巣山散策


 第一夏期隊員宿舎南側に位置する裏山の「蜂の巣山」に教員派遣の渡辺浩志さんと一緒に散策した。標高43.4メートルの岩山で簡単に登ることができる。渡辺さんは愛媛県新居浜西高校の理科教諭。専門は地学で、岩石について教えてもらいながら登った。中腹には氷河の流動によって運ばれてきた迷子石が点在している。岩は一方から吹く風によって浸食され、ぼこぼこにえぐられ、まさに蜂の巣のようだ。



風雪で浸食された迷子岩

風雪で浸食された迷子岩


ガーネットガーネット 昭和基地がある東オングル島は岩石が高温高圧になり化学組成や結晶が変わる片麻岩が基盤を構成してる。その中に1月の誕生石として知られるガーネットが筋状に見えていた。



 南の方角には南極大陸の氷床とラングホブデの露岩帯が目に飛び込んできた。

 渡辺さんは「地元の東赤石山にもガーネットが露出していることが有名に。時間をかけて観察してみると興味深いものが見つかるかもしれない」と話していた。


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