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海氷安全講習

ゾンデ棒で氷面の状況を探りながら歩く隊員

ゾンデ棒で氷面の状況を探りながら歩く隊員

 昭和基地に到着して2日目、午前中は海氷安全講習を行った。昭和基地のある東オングル島の海氷上にはタイドクラックと呼ばれる氷の溝が幾筋にも通っている。上の雪を踏み抜くとクラックに落下してしまう。そのため、ゾンデ棒を使い進行方向の雪面を突き刺してクラックに位置を確かめて進む練習をした。気温はプラスになっていただろう。雪はザラメ状で、北海道の春を思わせる陽気だった。ゾンデ棒といっても重たい鉄の棒。雪に刺して歩くと予想以上に疲労する。

雪上車と太陽雪上車と太陽 正面は一面氷が海を覆っている。遠くに氷山が見え、囲むように雪がへばりついている。“雪の砂漠”のような風景が広がっていた。


昭和基地から海を見ると“雪の砂漠”が広がっている

昭和基地から海を見ると“雪の砂漠”が広がっている

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