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昭和基地到着
昭和基地を離陸するしらせヘリコプター
23日午後１時（日本時間午後７時）南極観測船「しらせ」から発艦し、南極昭和基地に到着しました。しかし、全く南極に来た実感はない。よく昭和基地は田舎の工事現場のようだと言われるが、私の第一印象は「仮面ライダー」の特撮現場だった。2014年から滞在中の第56次隊員からの歓迎を受けながら、昭和基地に上陸。土ぼこりが舞うヘリポートで57次門倉昭隊長と「しらせ」の大鋸寿宣艦長が第56次三浦英樹越冬隊長に「初荷」を届けた。
ヘリコプターのダウンウォッシュが小石を吹き飛ばし、体じゅうにぶつかる。カメラを向けようにも振り向けなかった。３便までに第57次隊員全てが上陸した。
到着早々、優先物資の搬入業務に追われた。何もかもが新鮮であるはずなのに、なぜか既視感が漂う。
２月の越冬交代までは、第１夏宿舎と第２夏宿舎に滞在することになっている。私は２夏に住む。中はさびれた温泉宿と山小屋を合わせた作りだ。１夏で「しらせ」から輸送されたクリスマスディナーを食べる。七面鳥の丸焼きにオードブルが並んだ。
食事を終え外に出るも、まだ太陽は昼と変わらない。今書いている11時半でも太陽は見えたまま。当分眠れそうにない。
南極昭和基地のヘリポート
