タグ南極観測船しらせ
航行中の南極観測船「しらせ」内で安全講習が連日行われてきた。観測用ヘリコプターの搭乗訓練が行われた。パイロットの佐藤睦(むつみ)さんの説明を受けながら、搭乗の仕方や緊急時の対応について学んだ。
「しらせ」では自衛隊のヘリ2台と観測用のヘリ1台が格納されている。自衛隊ヘリは昭和基地への人員、物資輸送や大人数で行われる野外観測時に使用される。観測用へりは6人乗りで少人数の活動に使用される。
実際に野外に出たことを想定して、ヘルメットを被り防寒具を着て訓練した。前もってDVDによる研修を受けていたが、乗り降りしてみるとドア操作に手間取ってしまう。迅速な行動にはチームワークが必要と感じた。
佐藤さんは「普段のお客さんと違い、『仲間』としていろいろ訓練してもらった。南極でも安全を第一に運転していきたい」と締めくくった。