タグ南極観測船しらせ

時刻帯変更

氷山が次々と現れるも、景色は単調なまま

氷山が次々と現れるも、景色は単調なまま


 日本を出発してすでに6回時計の時刻を調節した。

 1回目はオーストラリアブリスベン。2回目は同フリーマントル。出港してからは、2日に1回のペースで時計の針を1時間ずつ戻している。南緯60度の地球一周は約2万キロで、833キロ進むと1時間が変わる計算になる。現在、南極観測船「しらせ」は時速20キロというゆっくりとしたペースで西に進んでいるが、すぐに時刻変更がきてしまう。

 時刻が変わる夜には午後11時に寝ても一時間後にはまた午後11時に戻ってしまう。つまり長く寝られることになる。しかし、調子に乗って夜更かししてしまうと、一気に体内リズムを崩す。朝、現地からメールをしても、日本ではすでに昼。だんだん南極にいるほうが日常になってきてしまっている。

前の記事次の記事

トップへ戻る