タグ南極観測船しらせ
基地の外で観測業務を行う隊員用食料の分配作業が16日、観測隊公室で行われた。約30人隊員が夏場使用する食料は段ボール100箱以上、288種類8138個に及ぶ。補給が難しい南極の内陸隊は7人だけでも数十箱分の食料が用意されていた。食材は生鮮品や冷凍食品、缶詰など。中には鏡餅や栗きんとんという正月料理も分配された。
作業は所狭しと並べられた段ボールから各グループの必要個数を分けていく。最初は慣れない作業に手間取っていたが、次第にスピードアップしていった。
私は缶詰の分配作業を手伝った。見たこともない業務用の缶詰を注文に合わせて隊員に手渡す。3時間かけやっと終了したときにはみんな疲れ切っていた。