山レポート

トムラウシ山『憧れの沢』 クワウンナイ川

トムラウシ山

朝日で輝く「滝の瀬十三丁」。クワウンナイ川の最大のヤマ場で、川幅いっぱいに岩盤をはうように流れる「滑(ナメ)」が1キロ以上続く

朝日で輝く「滝の瀬十三丁」。クワウンナイ川の最大のヤマ場で、川幅いっぱいに岩盤をはうように流れる「滑(ナメ)」が1キロ以上続く


滝の道 輝く


 きょう11日は「山の日」。日高、大雪山系の名峰が連なる北海道の中でも、屈指の美しさで知られるクワウンナイ川(上川管内美瑛町)を、大樹在住の登山愛好家、望月和親さん(38)をガイド役に記者が歩いた。(文・安倍諒、写真・塩原真)


 トムラウシ山(2141メートル)を源とするクワウンナイ川。全国の沢登り愛好家らにとって憧れの沢として知られ、「日本一の渓流」との呼び声も高い。


 最大の見どころは、山奥に潜む1キロメートル以上にわたって伸びる緩やかな一枚岩の滝。岩肌に沿って水が幾重にも流れていく様子は、まるで“天然のウオータースライダー”だ。


 5時間以上の河原歩きを経てようやく目に飛び込んでくる優美な光景を求めて、この時期は訪れる人が絶えない。沢を越えると、雪渓や樹林帯、沼地と、人の手が入らない大自然が一面に広がっていた。


 ※クワウンナイ川は大雨などの影響で急激な増水を伴うことがあり、入渓には天候の判断、沢登り経験者の同行が求められる。なお同川登山は上川中部森林管理署(旭川)の入林許可と警察署への登山計画書の提出が必要になっている。


キャンプ指定地になっているヒサゴ沼。起床してすぐにテントを出ると水面に映る朝焼けが目に飛び込んできた

キャンプ指定地になっているヒサゴ沼。起床してすぐにテントを出ると水面に映る朝焼けが目に飛び込んできた

休憩中に釣り糸を垂らすとオショロコマが難なく掛かった。源流部の流れは魚影が見えるほど澄んでいる

休憩中に釣り糸を垂らすとオショロコマが難なく掛かった。源流部の流れは魚影が見えるほど澄んでいる

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