山レポート
頂上に笑顔 「山の日」祝う
「山の日」の11日、十勝管内は青空が広がり、絶好の登山日和となった。各地の山々は、新たな祝日を楽しむ登山客でにぎわった。
上士幌町の白雲山(1186メートル)の鹿追側登山口では、午前8時時点で車6台が並んだ。準備体操をしたり、登山ルートを確認したりした後、親子連れや女性グループが次々と入山した。
頂上からは然別湖や十勝平野を一望することができる。登山客は「着いた」「きれい」と歓声を響かせ、写真撮影や食事を楽しんでいた。
帯広市内の会社員政坂了さん(33)は「頂上には誰もいなかった。今日最初の登頂者では」と笑顔。職場仲間5人と訪れた冨山かおりさん(27)は約1時間半をかけて頂上に。「この日が待ち遠しかった。仲間と素晴らしい景色を楽しめて最高」と喜んだ。
音更町の会社員山下正夫さん(61)は「事前に本で見ていたが、実際に自分の目で見る景色はやっぱり違う。感無量」と話した。
(安倍諒)