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昭和基地の潮位変化を調べる「副標観測」が26日と27日の両日、西の浦で行われた。
西の浦験潮所に設置されている水位計の校正のため毎年夏期間中に実施している。観測は毎年、海上保安庁海洋情報部から派遣された隊員が担当している。作業は金属パイプでやぐらを組み、海上に標尺を設置。目視による潮位観測を5分間隔で行った。今年担当している住吉昌直隊員は「今年は雪と氷が多く、設置するのに苦労したが、みなさんの協力で成し遂げられた」と振り返る。
南極での潮位観測は海図を作る際の水深基準を決定する目的や気候変動による南極の平均水面の変化を監視することにも役立てられている。