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ルンドボークスヘッタ同行記2日目(1)(1月8日撮影) ルンドボークスヘッタ2日目は測量支援として対空標識の設置を行った。
今回の場所はキャンプ地から20分ほど離れた丘にある三角点。他の仕事を終えた隊員と私の5人で目的地まで歩く。天候が良く気温は5度近くに上昇していた。山歩きをしていると、半袖でも良いほどだ。
対空標識とは空中写真から地図を作成する時に目印となる場所を作り、精度を高めるもの。作業は人工衛星でも確認できるように1.5メートル×3メートルの巨大な線を3本作る。
「単純作業なら任せてください」。私も作業着に着替えペンキを塗った。南極の露岩域には平地がほとんどない。バランスを崩すと転げ落ちていきそうな場所だが、スムーズに行うことができた。
おそらくこの場所に立つのは最初で最後だろう。いつかこの地点の衛星写真を見る機会があれば足取りを確かめてみたい。