

タグ南極観測船しらせ

帰路の途中で行われている海洋観測
「しらせ」は東経150度線を北上しながら、海洋観測を行っている。
今回は観測に使用している連続プランクトン採集器(CPR)を紹介する。
CPRの見た目はまるで金属の魚。船尾からえい航することで、連続的にプランクトンを採集することができる装置。電子回路を一切使用しないシンプルな構造で、しっぽのプロペラの動力だけですべてを動かしている。採集器口部分から入ったプランクトンを内部にある上下二枚のネットで挟んで巻き取る。船が航行するたびに巻き取られるのでプランクトンを採取した位置が推定できる優れものだ。

CPRはまるで鉄の魚のよう

引き上げられるCPR

CPRの処理をする高村友海隊員

内部の布でプランクトンを巻き取る