タグ南極観測船しらせ
オーストラリアの観測隊を迎えるため、今日はみんな早起きだ(5日かわらばん参照)。欠食する人が多い朝食だが混み合っている。この時期のモーソン基地周辺は午前6時ごろが日の出の時間。観測隊公室の舷窓から朝日が差し込んでくる。海には氷山とできたばかりのハスの葉氷が漂っている。これから南極の海は氷に閉ざされていくだろう。
午前7時に基地からの第一便が到着。その後、次々とヘリコプターが離発着した。到着したオーストラリアの隊員は観測隊公室で船内の説明を聞き、各部屋へ移動した。
私たちの部屋には気象環境が専門のスチュアートさんが来た。簡単なあいさつをしてから、トイレとお風呂に案内した。
部屋に戻り、同室の柴田和宏さんが「ベッドは狭いですよ」と話すと、スチュアートさんは「パーフェクト」と言って三段ベッドの一番下に潜り込んだ。寝転んでいる様子を見て「やっぱり狭いな」と感じてしまった。これから6泊一緒に暮らすことになる。できるだけくつろいでもらいたい。