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越冬隊長の三浦さんが講義 南極大学講座

南極大学講座で講演する三浦越冬隊長南極大学講座で講演する三浦越冬隊長

 南極大学講座も最終日となった5日、三浦英樹56次越冬隊長ら3人の講義が行われた。三浦さんはこれまでに行ってきた貝の化石を利用した南極氷床変動の研究などを紹介した。

 現在三浦さんは国立極地研究所に所属しているが、十勝にもゆかりが深い。学生のころ、帯広畜産大学に在籍し、火山灰土などの土壌地理学を学んだ。山岳部に所属し、旧広尾線に乗って日高山脈を中心に登っていたという。

 その後1994年に国立極地研究所に入り、37次隊で初めて南極地域観測隊に参加した。その後38次(夏隊)、40次(夏隊)、45次(夏隊)、47次(越冬隊)、51次(夏セールロンダーネ山脈)を経験した。今回の56次では、越冬隊長を務めた。

 帯広畜産大学は私の母校でもあり、三浦さんは大先輩だ。同じく私も学生の時に山に登っていていた。南極をフィールドに研究をしてきた三浦さんの気持ちが少し分かるような気がした。


 昭和基地隊長室で業務を行う三浦越冬隊長

昭和基地隊長室で業務を行う三浦越冬隊長昭和基地隊長室で業務を行う三浦越冬隊長




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