レトロかわいい十勝(4)「たかはしまりんさんのイラストとともにめぐる十勝レトロさんぽ~レトロ銘菓編/手作りお菓子 しょうげつ、松月堂、お菓子の水月」
変わらない味に心温もるレトロ銘菓編
長年愛されている銘菓のパッケージは、“レトロかわいい”デザインの宝庫。もらう人にもあげる人にも、笑顔を運びます。(2021年カレンダーより)
手作りお菓子 しょうげつの〈オンネトー物語〉6枚入り518円、18枚入り1,814円
ショーケースには常時25〜30種類のケーキが並び、約15種類から選べる焼菓子もギフトにぴったり。熊をモチーフにした〈オンネトー物語〉は3代目の両角修寛さんが子どもの頃から町民に愛され続け、足寄の定番土産に。サクサクの食感に、バターの風味が口いっぱいに広がる。
足寄町南2条1-19
Tel:0156・25・2225
営:9時~18時(日曜、祝日は~17時)
休:火曜
松月堂の〈屏風岩〉180円
1917(大正6)年創業の老舗菓子店。和洋菓子ともに豊富な品ぞろえで、約40種が並ぶ。地元の名産や地名にちなんだ菓子が充実しており、〈屏風岩〉もその一つ。クッキーにアーモンドやバターを載せて焼き上げたフロランタンで、ザクザクとした食感を生み出している。
本別町北3丁目3-7
Tel:0156・22・2560
営:9時~19時
休:不定
お菓子の水月の〈熱気球クッキー〉110円
2代目店主・澤崎純一さんが製造から販売まで1人でこなす町の菓子店。看板商品の一つ〈熱気球クッキー〉は町のイベント「熱気球フェスティバル」開催を機に作られ、約50年変わらぬ味を提供する。クッキーにチョコをサンドした、素朴ながらもファンが多い一品。
上士幌町上士幌東3線239
Tel:01564・2・2305
営:9時~18時
休:不定
教えてまりんさん!自身のカレンダーについて聞きました
Q1.レトロなカレンダーを作り始めたのはいつですか?
A.カレンダーは2012年から制作しています(発行していない年もあり)。レトロを題材にしたのは18年からで、帯広の街並みを描き始めたのは20年になります。
Q2.「レトロ」を題材にしたのはなぜ?
A.十勝の街の風景が変わっていく中で、「忘れないように描き止めよう」と思ったのがきっかけです。
Q3.題材はどうやって見つけていますか?
A.子どものころから見ている風景を思い出したり、街歩きをしたりして見つけています。
Q4.イラストで苦労することと楽しいことは?
A.建物と人物のバランスを考えながら描くのが難しいです。それでもお店の方に喜んでいただいた時や、イラストがきっかけで街の思い出話に花が咲いた時は楽しいです。
Q5.2025年のカレンダーはどんな内容になりますか?
A.絶賛製作中です!創業95年を迎えながらも残念ながら閉館してしまった写真館さん、国道沿いに輝くダブルレインボーのお店、団地の中に突如現れる絶滅危惧の〇〇公園などのイラストを予定しています。もうしばらくお待ちくださいませ。
★2025年「たかはしまりんカレンダー」の販売イベントを行います
「たかはしまりんカレンダー即売会&絵本の店こみちクリスマス市2024」
日:12月1日㈰
時:11時~17時
場所:フローモーション(帯広市西5南13-11)
問い合わせ:090・6212・6751(こみち(相沢))
帯広を拠点とするイラストレーターと移動絵本屋の共同企画。帯広の街角を題材にした新作イラストカレンダーと、クリスマスの贈り物にぴったりな絵本を販売します。
<販売場所>
・フローモーション(帯広市西5南13-11)
・ミントカフェ(帯広市大通南6)
販売価格/880円
※フリーマガジン「Chai」2024年11月号より。
※撮影/辰巳勲。写真の無断転用は禁じます。
レトロかわいい十勝
古いものは、かわいい。見慣れている風景も「レトロ」というフィルターを通せばワクワクする空間に変わります。いざ、日常を忘れてタイムトリップへ。