レトロかわいい十勝(9)「十勝各町村で『レトロ』見っけ!1」
<足寄町 芽登(めとう)温泉>
1901(明治34)年開湯。十勝で最も古い温泉で、豊かな自然の中にあり「日本秘湯を守る会」に加盟。源泉100%掛け流しで加温なしの良質な泉質だ。懐かしさ漂うロビーには歴史を学べるミニ資料館もある。
足寄町芽登2979
Tel:0156・26・2119
日帰り入浴/11時~18時。巨岩の湯は11時~13時で男女入れ替え有り、~18時は混浴(7歳以上湯あみ着300円着用) ※清掃で利用できない場合あり
入浴料金/大人(中学生以上)750円、子ども(3歳~小学6年)250円、乳児(3歳未満)150円
休:月曜
<浦幌町 ランプ小屋>
十勝初の鉄道を開業した浦幌町には、当時を物語る鉄道施設が残る。駅構内のレンガの小屋は、1907(明治40)年築造。正式には危険品庫といい、油などを保管していたことからランプ小屋と呼ばれ、現在道東では唯一残る。また列車に乗ると1903(明治36)年に築造されたレンガ造りの乙部トンネルも見ることができる。
浦幌町本町109-1 浦幌駅構内 ※一般公開なし
Tel:015・576・2009(浦幌町立博物館)
<本別町 マルシメ前田>
1930(昭和5)年に雑貨屋として創業。店主の前田晃秀さんは3代目にあたる。店内にはぎっしりとプラモデルやトレーディングカードなどが並び、大人の客にも人気だ。特にガンダムのプラモデルは充実の品ぞろえ。親子で楽しめる。
本別町北3丁目2-19
Tel:0156・22・2224
営:9時~19時(日曜は10時~15時)
休:不定
<中札内村 開拓記念館>
道の駅なかさつないの敷地内にある和風の建物は、明治時代に富山から入植した開拓農家の住宅。1988(昭和63)年まで使用されていた。北陸の伝統建築で、吹き抜けの居間や奥座敷の書院造りなどが特徴的だ。隣接する1953(昭和27)年建築の旧農林省馬鈴薯原原種農場を移築・改装した、中札内村豆資料館と併せて見学しよう。
中札内村大通南7丁目14
Tel:0155・67・2811(道の駅なかさつない)
開館時間:9時~17時
休:月曜(祝日の場合はオープン) ※冬季休業12~3月
<幕別町 希林亭(きりんてい)>
2代目店主の和田真好さんと母の千代子さんが営む1980(昭和55)年開業の洋食店。開店当時のままの赤いイスや天井の装飾がすてきだ。先代からの味を守り、自家製デミグラスソースをベースとしたポークチャップやハンバーグがお薦め。
幕別町札内中央町445
Tel:0155・56・2105
営:11時30分~18時(LO30分前)、水曜のみ~15:00
休:木曜、不定休あり
※フリーマガジン「Chai」2024年11月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。
レトロかわいい十勝
古いものは、かわいい。見慣れている風景も「レトロ」というフィルターを通せばワクワクする空間に変わります。いざ、日常を忘れてタイムトリップへ。