十勝毎日新聞電子版
Chaiでじ

2024年11月号

特集/レトロかわいい十勝

レトロかわいい十勝(1)「たかはしまりんさんのイラストとともにめぐる十勝レトロさんぽ~歴史を感じるお店編/野球軒、メガネの谷上」

 十勝毎日新聞やChaiでおなじみのイラストレーター・たかはしまりんさん。「レトロ」をテーマにしたカレンダーも、人気です。そのモデルとなったスポットを訪れました。


たかはしまりんさん
帯広市出身のイラストレーター。十勝毎日新聞で連載中の漫画「豆粒日記」(こどもしんぶん内)、Chaiの「12星座占い」「ChaiChat」のイラストなど、広告関連のイラストを手掛けている。
X:hashigodk
Instagram:@takahashigodk
初めて訪れても懐かしい 歴史を感じるお店編
知っているけれど、入ったことがないあのお店。長く続く店には愛される理由がありました。(2023年カレンダーより)


野球軒
 ゆで卵入りの「ストライク」、ワカメをたっぷり入れた「人工芝」など、野球にちなんだメニューでおなじみのラーメン屋。野球好きの店主・吉田和雄さんが1977(昭和52)年に創業した。スープは鶏ガラや豚骨を丁寧に煮込んでだしを取り、チャーシューも手作り。まりんさんも「何度も食べたくなる昭和のシンプルラーメン」と絶賛する。

正油、塩、味噌、もやし(辛いラーメン)の4種のスープを用意。写真は〈もやしツーベースラーメン〉1,100円。餅は野球のベースをイメージ

メニュー表ならぬ「メンバー表」など、野球愛にあふれる

店内には原辰徳氏が現役時代に書いたサインボールも展示

看板猫のモモちゃん。よくメスと間違えられるが実はオス


帯広市西1条南21丁目20
Tel:0155・25・3797
営:11時~14時30分
休:不定




メガネの谷上
 1952(昭和27)年に創業し、58(昭和33)年に眼鏡の卸売を開始。眼鏡のオブジェが目を引く現在の建物が完成したのは、73(昭和48)年という。客の悩みにじっくりと耳を傾け、最適な品を提供するスタイルは今も変わらない。まりんさんが注目するのは、地下にあるミニ四駆のコース。3周125mのコースで本格的なレースを満喫できる。

1980(昭和55)年の店周辺の様子

希少な天然べっこうのフレーム。ほか手ごろなレンズ付きのセットも用意

サーキットのレイアウトは3カ月に1度変更。何度訪れても楽しめる

右から専務の大竹洋平さんと、弟で営業部長の勇気さん。1階では補聴器の販売のほか、深視力の測定も行う


帯広市大通南22丁目14
Tel:0155・24・7822
営:9時~18時
休:第2・4日曜 
※地下ミニ四駆コースは、営:10時~17時(開放日は火・木・土曜)利用料:大人1日1,000円、18歳以下無料

※フリーマガジン「Chai」2024年11月号より。
※撮影/辰巳勲、平栗玲香、清田千裕。写真の無断転用は禁じます。